5
おやじ
むかし、自分のおやじは、タクシー(観光ハイヤー)通称、ハイタクを伊豆の修善寺でやっていた。ぼくが20になるまで、昭和のおわりから平成の最初までまだ、観光は、さかえていた。親父の口グセは仕事と、遊びのハンドルはちがう。タクシーをやりながら、学校に行きたい、東京に出たいと言ったとき、言われた。ハンドルは、遊びと仕事は違う。
タクシーは初めは、やめた。そのおやじは、昭和の激動の中、景気の良いときだけでなく、悪いときも知っている。
今はいいけど、いつかわるいときもくる。若い私はそこまで、理解していなかった。でもおやじは、いつもがんばっていた、会社でNo.1~10(トップテン)に入っていた。エースだった。
うちの会社の古い先輩、引退した。先輩。
あの世に行ってしまった先輩方、尊敬します。
仕事を覚えたいときは、古い人に教わる。
そして、6年がたった――あと4年、目標は個タク。
そして、アイカタの太田さん、いつまでも一緒に乗りたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます