3
みやぞの部たい 栄光の727
太田さんとの愛機(担当車)そしておやじと同じ、ムカン番だった、親父は確か707だった。700番台で、兄弟車のように思え。縁起がよく。苦楽をともに仕事をした。
いつもワックスをかけ室内も細かいところにまで掃除をして、相方の先輩太田さんと一緒に乗っていた。
太田さんは父親によく似た先輩で、相方のオレをよくかわいがってくれる、やさしい先輩である。
※そしてその後、ぼくは727で、TV局かすみも、仕事を覚えた。
727はたくさんのお客、たくさんの仕事を教えてくれて親父がそばにいてくれるような気持ちをもたせてくれた、まるで映画「オールウェイズ」のような車だった。
最高のあかトンボだった。
大先輩のスズキさん
もと、着物の絵付けさんをしていて、日本画の上手な先輩でダンディーで渋くて、心のスリムな人で、すてきな先輩で、写真が好きで、美術部サークルに入り、お世話になった。よく仕事のポイントも永続のサービスも、いろいろ教わった。
いい先輩であり、昔のよきドライバーさんだった。みんな昔の人たちは、いい人ばかりだった、今は何年か前に病気であの世に行ってしまった。
コロンボ
自称コロンボ。憎めないおじさん。
少し、ドジでまぬけで、へまばかりする。
タクシーで、いろいろやってくれる人で、タクシーでは問題があるドライバーだ。
でも愛嬌があり、まじめでにくめない。
いろいろエピソードはある。
吉祥寺の飲み屋の前につけ、はいやすいよ! やすいよ! と客をあつめ、営業していた。でも道もわからない、遠回りして苦情が入る。
カラオケハウスの前の横断歩道の上にとめ、おまわりさんに注意されても、けんかしてしまい会社に苦情が入った。
タクシーセンターの人を、ガードコンと間違えけんかする。
はじめての独り立ち、いってきますといい、すぐ、事故して車を壊した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます