彼女がこんな事をしていると知ったら、きっと旭様も幻滅でしょうね。

壮一は今廊下の角でのハプニングの最中ですからね。もう少し時間が掛かっても仕方ないですよ(〃▽〃)

おそらく口ではいくら言っても分かってくれそうにありませんから、きっとこれが正解です。
思い切り一撃を叩きこんでやりました。

家柄で負けていない旭は、彼女に真っ向から立ち向かえる唯一の存在です。
一方その頃壮一は……どうやらちょっと来るのが遅れているようです。

悲しいことに、これが御門さんの平常運転です。思い通りにならなければ叫びます。とてもうるさいです。
いつか騒音として苦情が出ないか心配になります。

実は彼女、元々は陰湿な性格の予定だったのですが、それだと話が暗くなるから少しはっちゃけた正確にした方がいいと弟に言われて変えました。
結果、少しどころじゃないはっちゃけ具合になってしまいましたが、これはこれで面白そうなので採用されたと言う経緯があります。
おかげで彼女の周りの人達が苦労しそうです。

本当は最後まで堪えようとしていたのですが、とうとう耐えられなくなってしまいました。ですが琴音ちゃんの為にも、周りでこれを見ている人たちの為にも、この方が良かったのかもしれません。

これは手が出ても仕方りません。一方、肝心の壮一は何をやっているのでしょうか？

彼女が男だったらこれくらいやるかもしれませんね。こうでもしないと止められる気がしません。

琴音はもともと芯の強い子ですが、旭と言う友人を得られた事でそれが更に強くなったみたいです。

凛として意見を言う琴音ちゃん、手をあげてまで御門さんを止める旭。あれ、壮一どこ行った(。´･ω･)?

こんなものを聞かせられては旭も我慢できませんでした。
御門さんには口より手の方が有効のようです。

確かに唇を塞げば凄い事になりますが、新旭からすると悲劇以外の何物でもありませんね。

ちなみに、こんな感じでしょうか。

「な……な……何をなさいますの！わたくしはあなたと違ってそんな趣味はありませんの！それを事もあろうに○○××△△□□※※※※」

その後何度も思いっきりうがいをしそうです。

あまりの暴言の数々に、旭もとうとう我慢できなくなりました。
むしろこれでも我慢した方ですね。

壮一とのイベントの為耐えていた旭ですが、とうとう我慢ができなくなりました。
ですがこれはみんなのためにも手を出して正解です。

常にワガママを通してきた御門さんは、こんなにも面と向かって反抗されたのが信じられなかったのでしょう。
その結果が「まああアアアアア——！！」でした。

このまま彼女を野放しにしていたら、更に大変なことになってしまいますからね。手を出して正解です。

御門さんは、それはそれはものすごい御令嬢です。一般生徒は彼女に逆らわない方がいいでしょう。

これにはさすがの旭も黙っていられませんでした。

鳥・牧さんは長年彼女のそばにいるだけあって、対応は心得ています。最初はただのモブキャラ二人くらいに思っていましたが、今は無くてはならない存在になっています。

これは殴っていいです。