こうなる事は分かっていたのに、旭にそれを止めることはできませんでした。
ですが、これから壮一を幸せにすることならできる。そう決意した旭は、これからその目標に向かって突っ走っていきます。
……例え、行き着く先がどこであろうとも( ￣▽￣)

この事故は旭にとって分かっていた事とはいえ、その衝撃はすさまじいものだったでしょう。分かっていて、防げなかったのですから。
ですがそんな悲しみを乗り越え、これから誰もが幸せになる道を進めていってほしいです。

こんな言葉をなんの他意も無く言ってしまうのが旭なのです。
この子は、弟のところのシンデレラ並みに鈍感です。

ゲームの知識で言えば、壮一はヒロインとくっつけば幸せになるのは間違いありません。なので壮一を幸せにしたい旭としては、二人をくっつける事が最善だと思っています。
生まれ変わっても覚えているほど大好きなので、その執着には物凄いものがあります。

本人はこれでも至って真面目なのですが、それ故に突っ走ったまま止まりそうにないですね。
もちろん、これからもどんどん暴走は続いていきます。

両親が亡くなって壮一ももちろん悲しかったですが、だからこそ旭の言葉は彼にとって救いとなりました。

このまま二人がくっつけば話は簡単だったのですが、旭の思惑はあくまで琴音と壮一をくっつける事なんですよね。

壮一は乙女ゲームの攻略対象ですから、ヒロインと結ばれるのが一番の幸せだと旭は思っています。
使命感に燃えています。それはもう、周りが引くくらいに。

恐らくこの話がシリアスのピークです。
自分が壮一の立場なら……やっぱり惚れちゃいそうです。旭、罪な子です。

これは完全にフラグを立てました。自分でも気づかないうちに。

傷心の壮一へと送った決意の言葉、なのですが……
旭は自らの言葉の重みを全然分かってませんね。

この言葉通り、旭は壮一を幸せにするため奮闘していきます。
その結果大いなる悲劇が……あれ？幸せにするはずなのに悲劇？

アタシが壮一をヒロインとくっつけて幸せにする！
と言う意味なのですが、もちろんそんな事壮一は分かるはずありませんね。この言葉が後々まで響いてくることになります。

フラグ、作っちゃいました。ですが旭はまるでそれには気づいていませんね。自分のしでかしたことに気付くのはいつの日か。

この時の旭の言葉、壮一がどう受け取ったかは彼だけが知っています。……なんて言っても、皆さんの予想でだいたい合っているんですけどね。
不憫男子は大好きなので、このセリフはノリノリで考えていました。

旭に幸せにすると言ってもらえて、壮一は嬉しがっています。この時は。
今後この告白まがいのセリフのせいで色々ややこしい事になるのですが、その時は同情してやってください。

旭が頑張っても、今回は運命を変える事ができませんでした。
ですがこの一件が、旭になんとしても壮一を幸せにすると決意させました。……させてしまいました。

壮一も傷心中でしたが、旭のこの言葉にいくらか救われました。
それにしてもこのセリフ、完全にプロポーズですね。

旭はあくまでヒロインとくっつけて幸せにするつもりですが、セリフだけ聞けば完全にプロポーズですね。

空太から背中を押してもらって、旭の暴走、もとい奮闘が始まります。

ええ。この言葉は完全にプロポーズのそれです。旭の心情としては『ヒロインと壮一をくっつけて幸せにする』なんですけどね。

乙女ゲームについて知らない方もいらっしゃるので、説明は大事ですね。見直すきっかけになりました。
ありがとうございます。

現時点の旭は、壮一とヒロインをくっつける事こそが自分の使命だと燃えています。
ですが彼女の存在そのものが大きなイレギュラーですからね。一筋縄ではいきそうにありません。