ろくじゅうなな粒め。
赤城クロ氏と近況ノートで文通じみたことをやっている。
→ https://kakuyomu.jp/users/yoruno_saraku/news/1177354054887797347
以下。
◇ ◆ ◇ ◆
水木――へ。
とりあえず「ひとめあなたに」を読み終えたので感想を……。
まず手短に好きな点を言うなら。
・独特の言葉遣い
・人と言う心の表現が大変よく表現されている。
この二点でしょうか。
言葉遣いに対して、真逆の意味を合わせて中間を表現したり、同じ言葉(『交替の時期なんだわ』というセリフは印象的でした)を繰り返して、最後の言葉にだけ……を付け、その心境を表現したり、実に素晴らしいと思いました。
そして、人の心の表現、これは実に見事だと思いました。
地球が滅びる、そんな時に人間がどうなるか?これをリアルに
そして甘く表現している、言葉に合わらせないくらい、素晴らしいなと思いました(個人的には郎が家にいないという展開が驚きで、グッドエンディングにならないのかとはらはらしましたよ)
少なくとも簡単には言えない面白さがある作品でした、紹介してくださりありがとうございました。
◇ ◆ ◇ ◆
うん、この方は礼儀正しい。
ちょうどいいし、一つ本のご紹介をしておこう。
以下。
◇ ◆ ◇ ◆
赤城クロさま
よかったでしょう~~?
絶句はもっといいですよう~~?
絶版かもしれないので、手に入るかわかりませんが。
あと、最近(本当に二、三日前)読んだ本で、クリスマスまでに読んだ方がいい作品をご紹介したく、はせ参じました!
それはね……『三日間の幸福』三秋 縋(みあき すがる)作。
コピーは、『寿命を買ってもらった。一年につき一万円で』という……それがいい意味で裏切ってくれるのですよ! 途中の主人公の吐露に「あ、もしかして……」と、思ったらあなたは正しい!
頭がよくて鼻につく小学生だった主人公が、転校していった、これまた頭がよくてひねくれた幼馴染を想い続け……。十年後の二十歳に至るまで清らかさを保っていたが、あるとき「寿命・時間・健康」を売買できる場所があると聞き、残り三カ月のこして三十年の寿命を売り払ってしまう。余命が一年未満になった主人公には、よくない行動にでないように監視員がつく……そんなお話です。
さて、わたしはあえてわかりにくく、紛らわしくストーリーをお話ししましたが、ウソだけはついていません。おススメしたのは、単に楽しんでいただきたいからです!
水木レナ
◇ ◆ ◇ ◆
期待はしてなかったけれど、返信を確認したので、以下。
◇ ◆ ◇ ◆
水木レナ――へ。
いやー、これは一気に読んでしまいましたよ、もうこの文章の上手さ、素晴らしいの一言に限りますよ。
おっと、これは読書する本探しをする手間が省けました。
クリスマスまでに、そう言われたら、読まずにはいられませんね、最優先に読もうと思いますよ。
それと、絶句もありましたよ。
これも当然読もうと思います。
明日、買いに行こうと思いますよ!
最後に、紹介してくれてありがとうございます、水木――。
いつも感謝してますよ、色々と……(あぁどうも照れ臭いですね、本音を口にするのは苦手ですよ)
◇ ◆ ◇ ◆
いえいえ。こんど、
赤城氏のおススメをお聞きしたいです。
新井素子さんの『ひとめあなたに』を面白いという方なら、いい本をすすめてくれそう!
◇ ◆ ◇ ◆
赤城クロさま
それでは本音で話したくさせてさしあげましょう。
あなたのおススメの御本はなんですか?
ネタバレ、萌え語りオールオーケーですわよ。
水木レナ
◇ ◆ ◇ ◆
ちょっと女王様になっちゃってるな。
いかんいかん。
せっかく、感謝しているって言ってくれてるのに、これじゃあ上から目線よ!
それでもススメてくれました。
以下。
◇ ◆ ◇ ◆
水木レナ――へ。
本ですか……。
個人的には大泉エッセイがお勧めですね。
これは大泉洋さんが今まで雑誌などに投稿したエッセイを本にしたものなんですが、当時の心境とかが不思議と感じられる文章なんですよ。
それと文章の成長が見て取れます、ええホントに。
個人的にお気に入りなのは、「面白い」は……と言う話でして(ネタバレ含みます)
キムタクやブラットピットはカッコいいと言われるだろう、だが大泉洋はどうだ?となると
「大泉さんは面白いけど……」
けどってなんだ!
っと言う文章が冒頭から始まるのですが、そこから無茶苦茶な屁理屈をこねるわけですよ(『カッコいい』より面白いが強いだの、『強い奴にハートは付けない』なんて言って、『面白い』の後にジスマークを付けたり)
それで最終的には『面白いは強い』と言う訳ですが、その当時を振り返った本人のコメントが。
『バカだなこいつは……』
と自分を罵倒するわけで……。
水木――と比べて、何と言う本を紹介してるんだろう……(何となく水木――との気品の違いを感じてしまいますね……)
◇ ◆ ◇ ◆
なんだか突き抜けた作家さんのエッセイなのね。
一読の価値ありと見ました。
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