きゅう粒め。 

 ここまできて、わたしはまずい、と思い至った。

 カクヨム作家さんに、勝手にタイトルをお借りしてしまっては、著作権侵害にあたるのではないかと。

 そこで、一番に

 赤城クロさんのノートへお手紙書いた。


 以下。


 ◆ ◇ ◆ ◇

 赤城クロさんへ


 今書いているエッセイ風の(風! なのですが……)ファンタジーもの(予定)にカクヨムの作品のタイトル名をあげています。

 最近もご活躍中の

 赤城さん作品も『スライム、売ります』か、『*ライム、*ります』という形でタイトルが出る可能性があるのですが、お許しいただけますでしょうか?


 内容はバトルが書けないカクヨム作家が、カクヨムしながら、あれやこれやと考えたりぶつくさ言ったりするユーモア作品を目指しています。

 二次創作にはなりません。

 ただ、あなたのリーンちゃんがわたくしの夢に登場するかもしれません。

 大変ぶしつけなお願いだとは思いますが、わたくしのリアルをお届けしたく思います。

 よろしかったら、おたよりください。待ってます。



 水木レナより


 ◆ ◇ ◆ ◇

 お返事をいただきました。

 誠にありがとう存じます。

 ◆ ◇ ◆ ◇

 水木、お疲れ様です。


 例の件、了解しました!



 というより、水木が使いたいキャラクターがいれば、自由に使ってもらって結構ですよ!


 無論、キャラ崩壊しても全然気にしませんし、逆にワクワクします(私としても他の方が、キャラクターをどの様にアレンジしたりどのように動かすのか、非常に興味が湧きますから)


 という事で、ワクワクしながら後で読みに行きます


 ◆ ◇ ◆ ◇

 これは……プレッシャー!?!

 お返事を書きました。

 ◆ ◇ ◆ ◇


 赤城クロさんへ


 ご承諾くださり、誠にありがとうございます!

 カクヨムしながら、今か今かと……。

 なんだか今日は直通ベルが鳴らないのです。

 みなさんどうしたのでしょうか?

 月曜日はブルーになる、っていうあれかしら、と思っています。



 水木レナより


 PS.ほんとはね、文字の化け方なんて、だーれも気にしていないの。

 ほんとの話。


 ◆ ◇ ◆ ◇

 わたくし文字化けは指摘されたことないの。

 で、自分で気づくの。

 ほんとうよ。


 さて、今まで書いてきた中で、最も頻度が高かったのは、

 偽田中一郎さんのネインとヒロインのお話。

 なんだろうな。

 ヒロインのことを勝手に初音ミクみたいな緑のツインテールかなと想像してたけれど。

 夢に出てきてしまったら、その通りに書かねばなるまいな。

 そして。

「わたしは記憶がありません」

 って言われたら、

「君の名は(名付ける)だよ」

 って言ってあげなくちゃいけないな!

 むっふー!!


 しかしそこにはあえて触れずに、

 偽田中一郎さんへ(ノートにあてて)お手紙書いた。

 ◆ ◇ ◆ ◇


 偽田中一郎さんへ


 あなたの作品のタイトル名を、作品中に出してもようございますか?

 極端な話、あなたの愛するヒロインがわたくしの夢の中に出てきても、それを逐一描写してしまっても、ようございますか?


 わたくしが昨日から書き始めた作品にはカクヨム作家さんのご芳名と作品名を明記しております。

 内容は、バトルが書けないカクヨム作家が、カクヨムしつつあれこれ考えたりぶつくさ言ったりするユーモア作品です。


 いやそれは違反であろう、とされた方にはご迷惑とは存じますが、それとなく名前を伏せさせていただきます。


 お返事、お待ちしております。



 水木レナより


 ◆ ◇ ◆ ◇

 なんつー、直截な。

 というより、慇懃無礼な切り込み方!!

 これ、どう対応したらいいんだよ!? ってならない??? うわー;

 と、ドキドキしながらお返事をうかがいに参りましたよ!

 そうしたら!!

 偽田中一郎さんんん~~!!!

 ◆ ◇ ◆ ◇


 水木レナ――、


 お名前変えられたのですね。

 この度は素敵なレビューありがとうございました。

 とても励みになりました。


 タイトル名を作品中に出す件は、OKですよ。

 ぜひ夢の中のヒロインを描写しちゃってくださいませ。


 私もカクヨム作家さん達をパロディした作品を書いたりしていますので。

 ちなみに『カオス・倶楽部・ストーリー』というのがその作品になります。


 ◆ ◇ ◆ ◇

 セーフ! セーフでございました!!

 偽田中一郎さん、かなり懐が深い!!!

 ノート上にてお礼を述べました。

 ◆ ◇ ◆ ◇


 偽田中一郎さんへ


 みささぎ真守は意志薄弱、と姓名判断で出たので。

 あか――ん!!!

 と、思いました。

 それだけでもないのです。


 改めましてごあいさつ申し上げます。

 水木しげるの水木を勝手に襲名し、『ひぐらしのなく頃に』の竜宮レナから名前をもらい、ようやく口をぱくぱくさせてしゃべっております。

 冷や汗ものです。


 タイトルの件、ありがとう存じます。

 いきなり切りこんで、自分でもびっくりな文面だったのですが、ここは短く端的にと、心がけました。

『カオス・倶楽部・ストーリー』はフォロー前に新作として出されていらしたのですね! がっつり勉強させていただきます!!



 水木レナより


 ◆ ◇ ◆ ◇

 シーン、としますわよね? まだまだ序の口でございますわ、ムッシュー……。

 ここで

 赤城クロさんのページへレッツゴー!

 ◆ ◇ ◆ ◇


 水木レナ――へ。


 それも、三連休でしたから、よりそれを強く感じるのでしょうね(私は明後日から休みなので、例外ですけどね)



 なるほど、意外と文字化けって気になさらないものなのですね。

 そう聞くと、少しホッとしました。


 水木――、有難いお言葉、ありがとうございます(両手を組んで崇めながら)


 ◆ ◇ ◆ ◇

 えーっと思ったけれど、これは……あからさまな。

 よし、と思いそれに応えるわたくし。

 以下。

 ◆ ◇ ◆ ◇


 赤城クロさんへ


 あまりからかってくださるな。

 キャラが変わってしまう……。

 水木先生っていったら、水木しげるさんじゃあないか!

 そんなプレッシャー……!?

 どんとこいですわよ!!!



 水木レナより


 ◆ ◇ ◆ ◇

 ガビーン!!!

 水木レナ一生の不覚……お調子にのった瞬間でございました。

 いや、でもね。

 赤城クロさんて、ノリのよいコメディー書かれるじゃないですか。

 そこのところを汲んだ回答だったと思うんですよ、それでね……。

 ◆ ◇ ◆ ◇


 水木レナ――へ。


 それでこそ水木――ですよ!(イヤッホォォォォ!)


 水木――が満足できる良い作品が出来るよう、祈らせてもらいます。



 もし何かあれば、遠慮せずお声をお掛けください。


 才ながら、可能な限り、お力をお貸しします。


 赤城クロより


 ◆ ◇ ◆ ◇

 こ・れ・だ!

 わたしはこれを待っていたんだ――。

 作者が語る、キャラクターには所以がある!

 作者の望むキャラクターの姿には!!

 作者の心の中にすむキャラクターには!!!

 そこにはどんな謎があるのか?

 作者にしか語れない謎。

 インタヴューしてみよう!!!


 赤城クロ氏のノートへ突撃!

 以下。

 ◆ ◇ ◆ ◇


 赤城クロさんへ


 赤城先生、何か、というのは常にあります。

 リーンちゃんというキャラクターについて。

 ローグという青年について。

 シノちゃんというキャラクター……あと、後輩君?(なぜ、自信がないのだ、わたくし!?)

 サンタモニカくんでしたっけ???


 あれこれ謎含みですねん(大阪人ではないです)。

 あと新キャラの白髪碧眼の美少女(希望)とは、どんな時空でつながりを持ったのですか?

 どんどん面白さ加速していきますが、気になる結末の行方ははてさて、ハッピーエンドなるのか!? まったり続くのか?? いったいどうやって!?


 気になります。



 水木レナより


 ◇ ◆ ◇ ◆

 それに対するお答えがこちら。

 ◇ ◆ ◇ ◆


 水木レナさんへ。


 そ、そんな、わ、私程度が、せ、先生だなんて言ってもらえるだなんて、は、恥ずかしい……(顔を隠しながら、小さくガッツポーズ)



 ーーーここから物語についてーーー



 ヒロインはどの様な結末を迎えるのか?

 皆(仲間達)はどうなるのだろうか?

 続きはCMの後で(そして、次回予告)


 では、次回。

 全ては頭文字が語る、お楽しみに!



 赤城クロより


 ◇ ◆ ◇ ◆

 ほっほう!

 なんだかかわされてしまったように思うが、これはどうやって回りこめば……謎を聞き出せるのかな? いや、わたしとて簡単に作家がネタバラシをするはずがないとは思っているが……プロにだって内容を外に漏らすと続きが書けなくなる大御所がいるのだ。

 いわばトップシークレット。

 ぐっと我慢して踏み込まない。

 礼儀! 大切! そして……頭文字が語る、ってなんだ!?


 主人公はローグ、RかL。

 ヒロインはリーン、RかL。

 サブヒロインはシノ、S?

 親友枠はサンタモニカ、S?


 全ては頭文字が語る……すべて。

 全てってなんだろうか?

 とりあえず、名前の出てきている登場人物の頭文字を並べてみたが、不思議なことに、ヒーローとヒロイン、そしてサブキャラ同士が同じ頭文字だ。

 これは気づかなかった。

 しかし、わたしは中学生の頃、アルファベットの練習をさぼったため、ラ行がRなのかLなのか判別できない。

 キーボードはRがラ行なんだけど……。

 今この時点で、次の展開を予想することは難しいだろう。

 次回、どうなるんだお?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る