【２０１５年９月７日　ＡＦＰ通信】中央アジアのキルギスで６日、駐留中のロシア空軍機が中国からと見られる領空侵犯機と交戦状態に入った。キルギス非常事態省によれば不明機は南部ナルイン州国境より侵入、ブルジェバリスク方面に北上した。カント基地所属のＳｕ-27戦闘機が直（ただ）ちに迎撃、退去させたものの少なくとも二機が撃（げき）墜（つい）され地上施設にも相当の被害が出た模様。キルギス当局の報道官は「ゆゆしき事態」と述べ「中国政府に説明を求める」と語った。これに対し中国は領空侵犯の事実自体を否定している。なお迎撃に当たったパイロットは国営通信のインタビューに対し「（不明機は）見たこともない機体だった」と答えた。

【２０１５年12月　ロシア　イタル・タス】ニコラフ・アバカロイ副首相は会見で「中国国内は激しい混乱状態にある」と述べた。「正体は不明だがザイ（災）と呼ばれる軍事勢力が勃（ぼつ）興（こう）し、その影（えい）響（きよう）は政府のコントロール力を上回りつつある」

　ロシア・中国の国境地帯では今年８月から何度も未確認飛行物体が確認され軍の内紛・暴走が疑われていた。アバカロイ副首相は記者の質問に答え「ザイが何者かはまだまったく分かっていない」と述べた。「中国語で『災（さい）厄（やく）』の意味らしい。まさしく天災に右往左往しているようだ。反乱だとしてもその目的・首（しゆ）謀（ぼう）者（しや）などが全然判明していない。極めて不可解な状況だ」

【２０１６年６月　ＢＢＣ】新（しん）華（か）社（しや）通信によれば王（おう）浩（こう）国家主席は16日、中国全土に国防動員法の適用を宣言した。これにより政府は国内外全（すべ）ての人的・物的資源を統制可能となる。事実上の総力戦体制に移行した形と見られる。

　主席は中国の現状につき「大規模な危機に瀕（ひん）している」と語り「総力を結集し反攻作戦を開始する」と述べた。

【２０１７年２月24日　アメリカ国務長官発言】「中国の軍と政府は崩壊状態にある。アウト・オブ・コントロール、アウト・オブ・コントロールだ。現地の治安維持能力は期待できない。我々は在中アメリカ人の救出に全力を注ぐ。この件に関してアメリカ政府は一切の選（せん）択（たく）肢（し）を排除しない」

【２０１７年５月10日　ＮＨＫ】本日正午、上海（シヤンハイ）地方臨時政府は日本に対し脱出船団の受け入れを要（よう）請（せい）しました。これは先月の大（だい）連（れん）脱出船団に続くもので武装勢力の影響がついに沿岸部まで迫ったことを示しています。これに対し朝（あさ）倉（くら）官房長官は「実現可能な支援策について検討する」と述べつつも具体的な護衛手段については言及しませんでした。中国軍の指揮命令系統が分（ぶん）裂（れつ）している状態を受け、安易な領海侵犯に伴う偶発自体を避けるためと思われます。