第三話〈9〉
5
「それではまた明日学園で、ですね」
門まで送りに来てくれた
「こちらがさっきのプラムプディングです。他に、少しオマケもつけておきました」
「あの、よかったら駅まで車でお送りしますけど……」
「ありがたいけど
春香の申し出を
「おに~さん、気をつけて帰ってね」
「ぜひ、またお
春香だけでなく、
「じゃ、また」
門の前で手を
何だかんだで、今日はいい日だったと思う。
美夏や葉月さんといった
こんな一日が、これからもたくさんあるといいんだけどな。
さて、これは全くもって
春香から
「おお、これは
と喜んでいた。
すもも味のプリンとはおそらくプラムプディングのことを指しているんだろう。まんまな表現であるが、横文字に弱い人だからそれはいい。それはいいんだが──
「……
そんなもん入ってたのか? そういえば
イヤな
そこには、大きく『最高級ビーフジャーキー』と
「……うわ」
「ん、どうした?」
「あ、い、いや。
「おお、すまんな」
まあ食べても死ぬことはないだろう。というか、最近のペット用食品は人間が食べるものよりも高品質であるという話も聞く。だから
「……じ、じゃあ俺はもう寝るから。ルコも早く寝ろよ」
「ああ。これを飲んだら寝るよ」
そして俺はリビングを
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