第46話 冴えない解釈のぶつけかた
原作一巻くらいの時間軸で、倫也と英梨々の会話です。
「ねぇー、倫也?あんた、加藤さんとは本当はどうなのよ?」
「なんだよ、英梨々。さっきも言っただろ?あいつは、俺のメインヒロインだって」
「いや、その理屈はおかしい」
「いやー、だってさ、そもそも加藤だって、俺をキモいオタク男子くらいにしか見てないぞ、絶対」
「女の子がなんでもない男の家に上がり込んで、徹夜でゲームするわけないじゃない、バカッ」
「えっ、なんだって?」
「ほんと、これだから……」
「ばーか」
「なんだよ、突然?」
「ばーかに、ばーかって言って何が悪いのよっ?」
「ばーかって言ったほうがばかだからな」
「ほんと、話にならない。もういい。どうぞ、加藤さんとお幸せにっ」
「おい、待てよ、英梨々?! 」
※
「そういえば、昔こんなことがあったんだよ、恵」
「ふーん、倫也くんは昔からばーかなんだね」
「なぜ?!」
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