アルティアちゃんは、坊や。アルトくんだったのですね。女の子なのかな?と思ってました。彼の願いとは?大変な決心で竜である己を捨てて、これがこの先物語の中でどう織られていくのでしょう…。
エフィンさんは、「あなたと、共に生きたい」なんてすごいプロポーズをされてしまったのだから(違います)人生の大きな転換点になるのでしょうね。
作者からの返信
はい、坊やでした!
アルトとの出逢いがエフィンを変えてゆくことになって、第三部でごにょごにょ……なのですが、アルト自身の砂伝における出番はここまでになります。
近況ノートにその後の二人の物語を書きましたので、もし興味ありましたらご覧ください(^^
アルトの願いってそのまま「みらいをください」ですね。
分かりにくいですが、生きる意味をください、くらいに解釈していただければだいたいそんな感じです。
実質プロポーズですよねー、ほんとに。書いてた当時は、「さっさと別れてそれぞれいい相手見つけなよ」ってずっと思ってましたが、両想いなのでもうどうしようもないですね!(笑
解釈違いだったら申し訳ないです。
アルティアは、美しい少年だと思いました。
その悲し気な笑顔が、実にミステリアスだと思います。
エフィンはなぜこの子が自分の傍に居続けるのか、完全には理解できずに一生を終わるような気がしました。
なぜ竜を止めてまで、傍にいるのか。
アルティアが傍にいる限り、エフィンは過去の過ちを忘れないだろうなと思いました。
そしてそれはアルティアも同じで、エフィンを見つめるたびにハルを思い出すのではと思ってしまいます。
お互いがお互いの罪を補完する。
これは愛情なのか、呪いなのかどっちなのだろうか、考えてしまいました。
シエラが言ったように、ハルはそんな事を望んでいないと思います。
しかしアルティアはそれを選び、エフィンと共に朽ちていくのかなと思いました。
闇色に変わった髪色が、とても印象的でした(・v・)
作者からの返信
アルティアは、本当にどこかミステリアスで掴みがたい子供でして。エフィンにとっては理解のできない、でもじわじわと掛けがえのない存在になってゆく、友情とも恋とも違う関係性です。
うちはとさんの解釈、「お互いがお互いの罪を補完する。」的を射てると思います。言うなれば共犯者に近いのかもですね……。
このふたりの関係性、またこの先の未来については、巻末の付録で徒然と語っておりますので、本編終わったあとに覗いていただけましたら^ ^
シエラがいうように、ハルは償いの正を課そうとしていたわけではなく。彼はいつも遠い未来を見越して話すひとでしたので、ふたりが共にあり、積みあげてゆく日々の向こうにいつか、本当の幸せを見いだせる、と考えたのかもしれません。
本当に、物事なんて予測の延長上に進んでいくはずがないんですけどね。
ラストはティリーアのモノローグで終わります。
第二部の終章であり、この先の未来への序章でもあります^ ^