不穏…!
ですが、この手の展開は物凄く好みです…キャラ達には申し訳ないですが…!
ハルの優しさもジェラークの主張も共感しちゃうんですよねぇ…長い目で見るとハルの方が正しいんと思うんです。でも、どうしたって目先の身内のことを見てしまうのが、王ではない立場の者というもの…(この対立構図、永遠のテーマだと勝手に思ってて。だからこそ、好きなテーマなんですけれども。。
そして、第1章から500年程経ってるんですね…!第2章冒頭から、薄々察してはいましたが…苦笑
いやでも、500年の間、睦まじく過ごせたことはティリーアとハルにとっては幸せなことですよね。
ティリーアが永遠の命を得た代わりに、子を成せなくなった、というのは生物学の観点から興味深いです。生物学的には種の存続というのが第一の生存目標ですが…永遠の命というのは、ある意味生物の理から反しているわけで。故に種の存続という生存目標から外れることができるという…一般的な生物という括りから、ティリーアが逃れたのだなぁ、と感じられる設定でした…(という、謎哲学ですね苦笑
続きもまた読ませていただきますー
作者からの返信
おー、ありがとうです!
いつも読む方がここに差し掛かるとドキドキするのですが、好きだといってくださる方も多くて、心が救われております(^^
湊波さんがお察しの通り、この第二部において「正しさ」というのは非常に曖昧です。私はジェラークがとても人間らしい(若者らしい)人物だと思いますし、全容を知らずに揺れ動く群集心理も、歴史を通じて繰り返されてきたことだと思うのです。
それでも、ハルは人ではなく竜族なので、ハルの中にも芯となる部分があり、ブレることはない……のですよね。
ティリーアが子を成せなくなったのも、はい、そんな感じです(^^
永遠に死なない、というのは、魂の『時』を止めること。それは成長も、劣化も、新たな命を次世代に託す能力も、止まってしまうということ。
なので、肉体としては生命活動を営んでいても、存在としては「生物ではない」は解釈として正しいです。
それをさらに突き詰めたカタチが第三部に出てきますので、……お楽しみに!
第二部はもうしばらく、しんどい展開が続きます。
いつも丁寧なコメントありがとうございます!
治せるのに傷を直さない。
ここにハルが受けた衝撃が、とても大きいのだと感じました。
理不尽な怒りを、そのまま自分の罪として受け入れてしまう。
ここにどうしても、危うさを感じてしまいます。
大丈夫かな? そう思った所にティリーアの怒声。
激昂するティリーアに、ハルへの愛情を感じてしまいます。
ハルを本気で怒ってくれる妻がいる。
ティリーアがいる限り、ハルはまだ大丈夫だと思いました。
と、そう思いたいーっ(希望)
謎の居眠り少年ジュラ。
この少年の登場が、ハルにどのような変化をもたらすのか?
引き続き見守らせて、頂こうと思いますっ(・v・)
作者からの返信
その行為に意味などないとわかってはいても、自罰的な思考に走ってしまうことってありますよね……。ハルはジェラークの言葉をまっすぐそのまま、受け止めてしまったようです。
ハルを愛するティリーアとしては当然、そんな状態を看過できるわけではなく。愛する妻に強く言われれば、無視できるハルでもなく。
それでも、起きたことすべてを打ち明けることもできなくて、結局一人で抱え込んでしまうのでした……。
さてさて、私の一押しキャラであるジュラ君(の幼少期)がついに登場です。正体については、ほぼハルの予測通りですが。
第二部ではそれほど活躍するわけではないですが、彼はとても重要な役割を持つキーキャラだったりします。
名前を覚えておいていただけますと、幸いです^ ^