応援コメント

三.慟哭」への応援コメント

  • あああああ……こうなりましたか……
    これは、大きな火種になってしまいそうですね。
    文章中にもあるように、当事者だけの話じゃすみませんし……何なら周りで見ている人の方が大きな感情を持つこともあるのかも。無関係だけに嫌悪感だけが膨らみやすいというか。

    ハルの語っていたこと、とても素敵な理想ではあるんですけど、やっぱり理想は理想であって……現実は思い描いた通りにはなりませんよね……
    うううん、ちょっとここからどうすれば上手くいくか、なかなかぱっとは思いつきません。
    やっぱり厳しく罰していたら良かったんですかね……

    作者からの返信

    様々な要因が絡み合い、最悪の結果に至ってしまいました。
    そうなのです、真昼の市場で起きた事件なだけに目撃者も多く、皆それぞれにショックを受けたに違いなく……間違いなく騒乱の火種になっていくことでしょうね(ノ_<)

    ハルの理想が間違っていたのか。
    シエラが竜殺しの件を揉み消そうとしたのが悪かったのか。
    ジェラークが剣を抜いたのが悪かったのか。
    エフィンが陸に上がったのが悪かったのか。
    遡れば複雑に個々の事情や背景が絡み合っていて、お察しの通りここから上手く解決するのは難しそうです。ハルも、そこはわかっているのでしょうけど……。
    次章はラストまで転がり落ちてゆくのみですが、見届けていただけましたら幸いです!


  • 編集済

    エティカを殺しても、何とも思わないエフィンに、カッと血の気が上がってしまいました。
    そしてそんな未熟な剣技で直ぐ抜刀したのかと、ジェラークにも苛立ってしまいました。いえ未熟だからこそ剣を抜いたのか? 
    そんな風にも思ってしまいます。

    そして目の前で少女を殺した男を、そんな男でも少年にとってはかけがえのない父親なのだなと、エフィンを追いかける小さな背中を見て、複雑な気持ちになってしまいました。

    うわあっ、ジェラークのハルへの一言で、何だか大きな出来事が動きそうで、ハラハラして参りました。
    「貴方が妹を殺したんだ!」この言葉は完全に八つ当たりだと思いますが、この言葉を突っぱねることが、ハルにはできるのだろうかと心配してしまいます。
    (・v・)

    作者からの返信

    つらい局面ですのに、丁寧なコメントありがとうございます!
    この時点でのエフィンには、やられる前にやれ、弱いものから狩れ、という感覚が染みついているので、自分の行動に対する疑問のようなものが全くないのですよね……悲しいことに。
    ジェラークが、未熟だからこそ抜刀したというのも、まさにその通りで。恐怖や冷静さがあれば挑発するようなことはしなかったはずなのです。(彼のこの激情に流されやすいところは、今後もひたすら悪い方向に働いていくことになります)

    小さな竜の子供は、逃げていたところをジェラークたちと遭遇したわけなので、少なくとも海賊を慕って、ということではないようです。
    第二部本編内で深く掘り下げることはないのですが、第三章後の外伝でこの子視点の短編がありますので^ ^

    このくだりを書いていた(リライトしていた)とき、だいぶ前に中東で連鎖的に起きた「アラブの春」を思い出しておりました。
    センセーショナルな事件と、群集心理。ハルがそれをどう受け止めるのか。人ってこう、感情に流されやすい生き物ですよね……。

    編集済
  • 何やら不穏な雰囲気が……。
    ハルがやろうとしていることも分かるんです。たとえ罪人だろうと更生の機会は与えられるべきだと。しかし、今回はそれが叶わずエティカが殺されてしまうという。ジェラークとしてはやりきれない思いですよね。自分達の現実でも起きうることなので、ことさら身近に感じてしまいます。

    はたしてハルのやり方は正しいのか、そしてエティカを殺されてしまったジェラークやそれを見た群衆達の心境はどうなっていくのか。

    作者からの返信

    ハルの目指していたものは理想的な結末で、確かに長い目で取り組めば成果を得られたのかもしれないんですが、人間はどうしても感情が先立つ生き物ですからね……。
    人が群集心理で暴走するのは、自分の側に正義があると思い込んでいる時なんだそうで。世情が不安なときに王や神を恨むのも、その感情によって視野が曇るのも、すごく人間らしいあり方だと思うのですよね。

    第二部は、悲劇の連鎖の物語になります。
    書く方もしんどかったので読む側は一層かな、と思いますが、彼らの行先を見届けていただければ嬉しいです^ ^

  • これは難しいです。100%の人を満足させられる政策というものはありませんので。
    ハルはどうするのかなー……。

    作者からの返信

    難しいですよねー……。
    ハルは俯瞰に寄った視点でモノを考える癖がありますが、それは長命だからという側面もあり。
    彼の決断が正解、ということはなく。それでもハルは彼らしい決断を下すのだと思います……。

  • うう…人を思いやるハルの寛容さも尊いし、ジェラークの痛みもわかるし、群集心理は怖いし…切な悲しいです(´;ω;`) 
    竜の子には、エフィンの別の面が見えているのかな…?けなげについて行ったのですね。

    作者からの返信

    感情ってナマモノだから、理屈で割り切って納得できるものではないですしね(ノ_<
    群集心理は恐ろしいです。暴動とか戦争とかの背後には、そういうものによる後押しがあるわけですから……。
    ちびっこ水竜(いまだに名前不明!)にも想うところがあるようなのです。届けばいいのですが……。