第406話 龍崎仁

 リビングへ着くと当主、龍崎仁が電動車椅子に乗り待っていた。



 腰の手術をしたそうだ。



 一代で巨万の富を築いた龍崎仁。


 怖いイメージだったが、会った途端、柔和な顔になり両手を広げた。




「おおォ~❗ さァ~、おいでレイラ❗」

 無邪気な笑顔で迎えてくれた。



 私も無理に笑顔を作り、覚束おぼつかない足で彼の元へ行くと、しっかりハグされた。



「レイラァ~ーー❗❗ 良かったな❗

 元の綺麗な顔になって❗❗」

 頬ずりをして喜んでいる。



「うゥ…」私は抱きしめられ苦笑いした。

 


 ハグなんて生まれて初めてだ。


 違和感があったが仕方ない。








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