第392話

「もしもし……」矢作は電話を繋いだ。

『もしもし矢作かァ~❗ 今、どこだァ~』


「はァ~、どこッて、捜査中ですが……」

『ウソをつけェ…❗❗ どこを捜査してンだよォ~❗❗』

「う、課長…… 怒鳴らなくたって聞こえてますよ」

『ふざけんなァ~ー❗ お前、令状もなしに龍崎家へ乗り込んだそうだなァ~ー❗❗』


「はァ~、事情を聞きに」

『お嬢様にピアノを弾かせてかァ~ー』

「はァ~、弁護士からお聞きに……」



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る