カンパネラ

第386話 地下施設へ

 昼食後、私は桐山アキラの案内で地下施設へ向かった。屋敷内に設置されたエレベーターに乗り込んだ。


 全く別世界のような暮らしだ。地下にも施設があるなんて贅沢ぜいたく極まりない。

 地下施設へ行くにはこのエレベーターしかない。

 

 地下室と言うからもっとジメジメした簡素な部屋かと思ったが、フィットネスクラブのように明るく広々としていた。片隅にピアノが置かれてあった。


「……🎶✨」うッわァ~ー❗❗

 見た途端、嬉しさを隠せず顔がほころんだ。ここなら防音設備も完璧だ。ここで好きなだけピアノを弾く事ができる。

 車椅子でなければ、翔び跳ねてピアノを弾いていただろう。



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