第374話
見ると矢作が一人立ち上がって拍手をしていた。
「ブラボォ~ーー……😆🎶✨
いやァ~、さすがレイラお嬢様だァ~ー❗❗」
ハッと気づいたように、桐山アキラも拍手し
「フフ……、これで解かったでしょ❗❗
レイラお嬢様だと❗❗」
彼は、勝ち誇ったみたいに義姉 ミラを見つめた。
「フン……」ミラは、そっぽを向いた。
笑みを浮かべ矢作警部補は近寄ってきた。
「フフ…、こんな個性的な『革命』は初めて聴きましたよ。
ありがとうございます。
無理を言って……」
ヤケに、あっさり降参し握手を求めてきた。
「……」何か言い知れない思いだ。
取り敢えず握手をしたが、私はすぐにアキラの
「ハ、ハイ……」
桐山アキラは少し戸惑った様子だ。
「……」部屋へ引き返そうと顎でサインを送った。
「あ、解りました……」
アキラは苦笑いを浮かべた。車椅子を彼に押して貰い、私はリビングを後にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます