第12話 コスプレ撮影会

「ほらァ〜ーー、ルナ! 笑って!!

 もっと尻をこっちに向けろよ!!」

 オヤジの指示が飛んだ。



「るっせェ~な……」

 アタシはアイドルじゃねぇンだ。 

 


 エロカメラマン相手に尻を振ってヘラヘラ笑えるか。



 親父もライティングやら忙しい。



 こうして、嵐の中、『コスプレ撮影会』が始まった。



 何しろ貧乏プアーだ。




 クーラーなど気の効いたモノなどなく、嵐で閉め切った室内は異様に蒸し暑く、ほんの少し撮影しただけで全身、汗塗まみれだ。





☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る