酔詩(よいし)

酔って詩を書くことを<酔詩>という


間違っても<すいし>と読んではいけない

<よいし>と読む


酔えば酔うほど、良い詩が書ける

賭ける

欠ける

何を賭ける

何が欠ける


いつも何かを賭けている

いつも何かが欠けている

そう思うことが、もはや呪縛だ


変化に必要なのは

得ることではなく

捨てること


捨てることで

呪いは解ける


呪いの言葉と絶縁しよう

それは、日常の中にあって

呪いとは気がつかない言葉

あ、これが呪いなんだ

あ、あれは呪いだったんだ


ある人の日記を読んで

頷いた


賭けることを怖れない

欠けることを気にしない


書くとは

賭けること


書くとは

欠けること


そして

駆けること

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