第2話 労働の時間
ゼウス陛下とレイトさんが話をしているのを見つけた。
「陛下にお渡したい物が有りました。レイトさんから陛下の具合または様子を聞いて[錬金][調合][付与]の三つのスキルで王様専用の錠剤を作製しました。」
この薬の飲み方や飲薬の順番を教えてメモしてその書類と明細書を王国陛下に渡す前にレイトさんが笑った。
「この考えは良いですね。これでも忘れても大丈夫ですね!じゃあこれからお願いします、それでいいですね陛下。」
「嗚呼、良いだろう。よろしく頼む、ソウタ。」
へっ何?どういう状況。何が起きているか全くわかりません、これは何の状況なんだろう。
「ソウタ、君には[王国宮廷調合薬剤師]の資格を与える。これからも俺の薬を頼むよ。」
「あ、はい分かりました。ゼレス陛下に認められた以上、頑張ります。」
陛下に挨拶した後、僕はステータスを確認した。
[名] ソウタ
[称] 転生者/錬金調合術師
[資格] 王国宮廷調合薬剤師
[魔法適正] 全属性適性あり
[錬金調合] 異錬金[異世界/日本にある全ての物][ダンジョン]
[付与適性] 全属性適性あり
[サブ適正] 俊足/瞬斬/豪腕/索敵/検索/合成/超治癒/蘇生
[鑑定適性] 薬剤/薬草/知識
[耐性適性] 灼熱耐性/水耐性/状態耐性/全属反射耐性[パーフェクトシールド]
[異箱] アイテムボックス:容量∞
[創造] [異創造製作][ダンジョンアイテム]
[加護] [ヒールシェル]
[キューブロック]
[加護合技] [シェルキューブ]
[加護合成作製][キューブポーション]
で、あれ縮小された?まぁいいや、ステータスはどうでもいい話。薬草を探す事にした僕は王国を出て薬草探しに行った。歩いて直ぐにあのお姉さんの団体グループに遭遇したがこちらに気付いてはいないと思ったが、お兄さん達は僕に気が付いて挨拶した。このあたりで回復薬[ポーション]に必要な薬草が無いか検索してみた。そしたら検索してみた結果。
・平原
ギニウル草‥‥下級ポーションによく使われる薬草。だがこのまま使うには注意した方がいい事が一つある。それは、根には毒があるのでポーション作製には根を切ってから使うと良いでしょう。
セニック草‥‥上級ポーションによく使われる薬草。ギニウル草に似ていて区別がつかないと言われている薬草。
フォスニ草‥‥中級ポーションによく使われる薬草。この世界では使わないが日本ではバジルに似ている。
ファスカウ‥‥牛に似た生物で部位の肉は美味い。 Cランク
・洞窟
魔紅塊‥‥‥‥魔紅洞窟にたまに落ちている魔力石。 Sランク
魔翔水‥‥…‥魔紅洞窟に流れている魔力で出来た水。Sランク
魔紅龍‥‥‥‥魔紅洞窟に住む主。※状態が悪く、戦争時代の封石状態が治らない。
お姉さんは魔物を倒すに夢中だが、ちょっとだけ無理がある。何度も倒しても起き上がる魔物と何か[検索]してみた。
[名] オーノウル
[レベル] 20
[スキル] 超速回復/パワーアップ
うわ、ヤバそうかも。しかも[超速回復]を所持していてする度に攻撃力が上がるけど難度が有りそうだけど、見てるこっちが心配になって来たので助太刀する事にした。[錬金調合術]を使用して薬草を混ぜて、固めて[魔紅塊]を入れて威力を大きくして出来た。爆薬玉は出来たが、[錬金調合術]をもう一回使用して薬草を混ぜて中級ポーションを混ぜて、魔法[シェルヒール]を付与して出来たと思う品が出来てしまった。
≪錬金で出来た試作品≫
・爆薬玉
・シェルキューブ
この二つに[知識]を使用してみると試作品とするにはもったいない品物でした。
[名] 爆薬玉
[威力] 1200
[状態] 石化/麻痺/毒/硬直/スキル封じ{10分間}/攻撃力低下-500/沈黙/緊縛
[名] シェルキューブ
[威力]人間対象+3000
[状態] 状態無効&状態攻撃反射{10分間}/攻撃上昇+700/武器≪鋭くする≫
こんな物売るのは大問題になるので王国の人に相談してからという事を心の中で決めてお姉さんが戦っている所をお兄さん達の後ろから覗いて待ちくたびれ座っている所でお昼にしようと思ってお昼の準備をしていたらお兄さん達が覗いていたていうか見ていた。
「何しているんだ?」
「あのお姉さん達、まだ戦うんですか。」
「あの魔物が妙な事に戦ってもすぐに傷が塞がるからな。」
「厄介ですね、あの[超速回復]って言うスキル。ちょっと投げるからお姉さんを強引でもいいから引き下げてね。」
「分かった。」
「ちょっと何するのよ!放しなさい。」
「やぁ、お姉さん装備が欲しいからといて無理に戦う事は無いよ。だからこの[回復箱]割って使ってね。」
と言って僕はお姉さんの前に行き、詠唱を始めた。
「凍てつく風よ 悪き者に 永久の眠りを与えよ 冷却の一閃[コキューウェーブ]」
凍ったオーノウルはその場で倒れて行ったしかも七体、僕は一匹を相手に倒したと思ったが実際に七体も倒していた事に鳥肌が立った。すぐさま自分のステータスを確認してみた。
[名] ソウタ
[称] 転生者/錬金調合術師
[レベル] 15
HP: 2000
MP: 4000
[資格] 王国宮廷調合薬剤師
[魔法適正] 全属性適性あり
[錬金調合] 異錬金[異世界/日本にある全ての物][ダンジョン]
[付与適性] 全属性適性あり
[サブ適正] 俊足/瞬斬/豪腕/索敵/検索/合成/超治癒/
[鑑定適性] 薬剤/薬草/知識
[耐性適性] 灼熱耐性/水耐性/状態耐性/全属反射耐性[パーフェクトシールド]
[異箱] アイテムボックス:容量∞
[創造] [異創造製作][ダンジョンアイテム]
[サブ武器] ホライゾンミサイル/アサルトライフル/ヴァルカニックランチャー
[サブ弾丸] 無限/威力+5000/消費魔力無し
[加護] [ヒールシェル]
[キューブロック]
[加護合技] [シェルキューブ]
[加護合成作製][キューブポーション]
一気にレベルが15になっているだけではなく体力や魔力が表示されていた事に僕は驚きだった。まぁ、一応薬草関係の素材は収穫したし、これを僕の部屋で薬やダンジョンアイテムを開発し放題。父さんの訓練が終わるのにまだ時間が有り過ぎるのでもう少し狩りをしていこうかなと思うのでお兄さん達に気付かずに行こうと思ったが[検索/索敵]をしてみた結果、オーク共が10体接近している事が判明したがお姉さん率いるお兄さん達の団体がやっても被害が大きくなるだけなのでサブ武器を使って倒す事にしてみた。
「スキル、俊足+ブースト。」
あの子は何と戦うつもり…ってあれはオーク⁉オークを一人で、でもあの武器は見たことない武器だわ。何をやるかは知らないけど、お願いだから死なないで。姉貴、彼奴の事をそんなに大事なのか。そんなに大事なら俺達は駒としか思ってないのかよ。
「それは、違うと思うよ。先程もお姉さんだけが戦っていたけど、それは貴方達が初心者だったからでもなく大事な仲間だったからじゃないかな?じゃあ、後そっちに直ぐ戻るけどお姉さんを担いで今度は門まで守る恩返しをしてみたら?其れこそ仲間だと思うよ。」
「嗚呼、分かった。」
て、爆発音?
レベルが15~30に上がりました。というメールが来たが解体して収納しての作業で疲れたので無視していたがその作業が終わったのでステータスを見た。
[名] ソウタ
[称] 転生者/錬金調合術師
[レベル] 30
HP: 8000
MP: 8000
[攻撃力] 5000
[資格] 王国宮廷調合薬剤師
[魔法適正] 全属性適性あり
[錬金調合] 異錬金[異世界/日本にある全ての物][ダンジョン]
[付与適性] 全属性適性あり
[サブ適正] 俊足/瞬斬/豪腕/索敵/検索/合成/超治癒/解体/隠密/透明行動
[鑑定適性] 薬剤/薬草/知識/鉱物/宝石
[耐性適性] 灼熱耐性/水耐性/状態耐性/全属反射耐性[パーフェクトシールド]
[異箱] アイテムボックス:容量∞/薬草箱
[異箱内] オーク×10/ギニウル草×26/セニック草×26/フォスニ草×26
[創造] [異創造製作][ダンジョンアイテム]
[サブ武器] ホライゾンミサイル/アサルトライフル/ヴァルカニックランチャー
[サブ弾丸] 無限/威力+5000/消費魔力無し
[加護] [ヒールシェル]
[キューブロック]
[加護合技] [シェルキューブ]
[加護合成作製][キューブポーション]
だった。オークは討伐したが、[検索/索敵]で引っかかった洞窟に行き魔紅龍の様子を見に行き状態が悪かった場合、[錬金調合薬剤師]としての役目を果たさなければならないので洞窟に入った。そしたら[魔鉱石]と[魔鉱塊]が有ったが此処…[紅薔薇洞窟]の主である魔紅龍に挨拶しに行く事にした。
「人の子よ、此処に何しに来た。」
「君を石化状態から助けに来ただけだ。その後でもし許されない事をしたなら、煮ても焼いてもいいし夕食としてもいいからさ。しばらくの間、動かないでよ。」
「それは、何だ?」
「僕が錬金して調合した[シェルキューブ]。これは最初に一つでは効果が出ないから[シェルポーション]と[シェルキューブ]を合成して[シェポーブ]。」
「[シェポーブ]?」
「じかに肌に触っていい?」
「本当は嫌だが、石化状態から回復するならやるがいい。」
僕は其れから龍の頭から尾までしっかりと塗った。数時間後には見違えるように[石化]は無くなっていましたが、[鑑定]したら体力と魔力が大分石化状態になっていたので少なかったと思ってオーク二匹を[解体]をして[料理]してみた。
≪・オークのトンポーロー≫
材料:5人前
・豚[オーク]ブロック肉…800g
・ネギ×3
・ジンジャ根×3
☆調味料について
・紹興酒×200㏄
・砂糖×100g
・しょうゆ×100㏄
・[八角]に似ている[ロロス]×1個
・ジンジャ根×9枚
・豚のゆで汁×400㏄
≪オークのトンポーロー≫作り方
・料理鍋に豚肉、ねぎ、しょうがを入れて肉がかぶるくらいの水(分量外:適量)を入れる。ふたをして中火で熱し、圧力がかかったら弱火で20分加圧する。
・ねぎ、しょうがは取り除く。肉を取り出し、流水でアクを洗い流す。バットに皮目を上にして豚肉を入れてラップをし[コールドボックス]に入れる。脂をすくって取り除く。
・豚肉は2cm幅に切る。(オークは豚と思えばいんだ。)
・調味料を入れて混ぜ、豚肉を入れる。ふたをして中火で熱し、圧力がかかったら弱火で加圧する。加圧終了後火を止め、自然に圧力が下がるまでおく。
・器に肉を盛り、完成。
≪オークのトンポーロー丼≫
・ご飯をどんぶりに入れ、甘辛ソースを上から円を描くように入れる。
・最後に豚ポーロを上に乗せて完成。
料理を記載ブックにメモしてまた、料理に必要な事、重要な事は印を書いて置く事して、[ついで丼]の事も記載した。
「どうぞ、コラーゲンたっぷりで潤い美龍になる特製お手軽≪トンポーロー御膳≫だよ。」
「毒は入っていないみたいだな。食べるとしよう。」
では、この小さき人間が身体の弱っている私を見つけて状態を治してくれた。それだけでは無い、石化状態になっている間食事はほとんど摂取していない状態になっていたがこれを食べた瞬間初めて私は[美味しい]と思う事が出来た。この子と[聖龍契約]をするのも良いかもしれないな。だが私の隣にいる石化状態になった冒険者である青年は団体のグループにて我を倒そうと思って石化魔法を詠唱したがコントロールが制御しきれなくて、自業自得な事にその詠唱した青年は我と共に石化してしまった。命に危険性はないと思うが、どれだけの時間を失ったのかは私も同じだ。人間にとって時間は大切だと思う。私が愛した龍はこの石化状態から逃げれずに卵の中からも出れなくて、早く私の顔が見たかったと言うのに私は何も出来なかった。
「諦めるな、この音はまだ生きている!諦めたらそこで母親失格だ。母親なら最初から最後まで面倒みる覚悟見せろよ!」
「だが、何が出来る?」
「冒険者が現れて石化魔法をした日当日なら、これが使える。[シェポーブ]これには蘇生力がある。」
シェポーブと言うのを鑑定してみるとするか…!?
[名]シェポーブ
[状態回復] 石化/蘇生/毒/温昇/秘紅翔/
[効果時間] 短縮延長/紅龍の加護
「シェポーブの液を垂らす。その後はお前がこの卵にお前の口づけをしろ!」
垂らして直ぐに紅龍は口づけ[キス]をした後、卵に変化が現れた。卵が熱くなりひび割れて、紅龍の雛が生まれた。命に別状なく、健康状態だった。これで一安心?一安心じゃない!鑑定してみようかなと思って一度許可は下りた。
[名]紅炎龍
[称]紅薔薇の女神
[レベル] 600
[年齢] 300
[魔法適正]神咲/紅炎/魅/水/雷/風
[サブ適正]結界/魔薔薇/薔薇狼召喚
[固有スキル] フレイムローズ:紅炎の庭園
[固有 庭園] 親子の庭園を護る守護騎士を呼び出す
[ 異 箱 ] アイテムボックス:容量∞
[ 龍 幻 ] 幻龍の舞/炎幻の灯/幽幻/舞水
[ 子 共 ] 紅龍??
「この子の名前を決める前にお前と私達の契約しよう。お前を我が主と認めよう、この子もお前が気に入るはずだ。」
「分かった、親のお前はローズ。そして子供の君はティスだ!」
名前を付けた瞬間二人の姿とステータスが変わったがステータスを無暗に見るのも失礼だと思う、だから相手が許可した時に僕は見ると決めた。僕は自分のステータスを見た。
[名] ソウタ
[称] 転生者/錬金調合術師
[レベル] 30
HP: 8000
MP: 8000
[攻撃力] 5000
[資格] 王国宮廷調合薬剤師
[魔法適正] 全属性適性あり
[錬金調合] 異錬金[異世界/日本にある全ての物][ダンジョン]
[付与適性] 全属性適性あり
[サブ適正] 俊足/瞬斬/豪腕/索敵/検索/合成/超治癒/解体/隠密/透明行動/異空建築/
[鑑定適性] 薬剤/薬草/知識/鉱物/宝石
[耐性適性] 灼熱耐性/水耐性/状態耐性/全属反射耐性[パーフェクトシールド]
[ 従魔 ] 紅龍:ローズ/ティス
[異箱] アイテムボックス:容量∞/薬草箱
[異箱内] オーク×10/ギニウル草×26/セニック草×26/フォスニ草×26
[創造] [異創造製作][ダンジョンアイテム]
[サブ武器] ホライゾンミサイル/アサルトライフル/ヴァルカニックランチャー
[サブ弾丸] 無限/威力+5000/消費魔力無し
[加護] [ヒールシェル]
[キューブロック]
[加護合技] [シェルキューブ]
[加護合成作製][キューブポーション]
騎士の息子として迎えられたがスローライフを返して欲しい 風十 @syadou5023
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