第192話 孤独と一人ぼっち ~現代の孤独、というか、一人ぼっちを考える~
「自分もそうだけど、昨今、結婚をしない人が多い。それは、将来孤独死が増えることになる。命や人生観が今とは違ったものになるかもしれない」
これは私の好きなお医者さん(兼業作家)の言葉である。
ある作家もこう言った。
「いい面と悪い面が世の中だ。民主主義でみんな自由好き勝手にやっているけど、悩みを打ち明ける相手がいない」
二人に言いたい。
「まさに慧眼です」
柴田錬三郎の代表作『眠狂四郎』の主人公は群れること自体を拒否する。
いつも一人で気ままにやりたいことをやる。
達人レベルの強さを見込んで色々な人々が依頼をするが、それも気が向いたらやる。
それも、「娘の処女をもらう」とかアンチモラルもいいところ。
何処かの女性団体がいたら脳の大切な血管が切れるかもしれない。
でも、その裏側には自分が外人との混血児であることの苦悩や過去のつらい体験がある。
眠狂四郎を『孤独』という人がいる。
でも、本当にそうなのだろうか?
もしも、本当にそうなら修行した孤島で生きていくという選択肢もあったはずだ。
離れてはいるが、決して世間から逃げない。
狂四郎を改めて考える。
今はパソコンやスマートフォンで人と簡単に話すことはできる。
これから、どうなるんだろうなぁ?
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