第184話 『継ぐ』ということ
短大生だった時、私は国文科で近世文学を学んでいた。
江戸文学を学んでいた。
設定上(?)江戸文字が分かる事にはなっているが実際は読めない。
なにせ、ほぼ毎日、学校にいるか家でワープロで小説を書いているか、それぐらいしか思い出がない。
ちなみに、我が家の母は長女だがちょっと複雑な事情で姉がいる。
父は大家族の末っ子(第九子。長男などは戦死している)で引き継いだものは特にない。
だから、家督を継ぐとかはない。
気が楽と言えば楽だ。
だが、逆に言えば(適性があるなしは無視して)家督などがあるということは就職難の今、金がもらえる職があるということだ。
歌舞伎界の名門で起こった事件は今でも謎は多い。
例えば、睡眠薬を飲ませるにしても(私も弱めの薬を飲むので言えるが)死に至る量は百錠を超える。
私自身、朝と夕に薬を数種類飲むが慣れるまでは苦しい。
グリ下などと呼ばれる少年・少女が集まる場所でも睡眠薬をどこからか手に入れて酒と共に飲み意識不明になる。
医師に相談し、薬局で処方される量は決まっていて、規定量を破り過剰摂取をすれば心臓が爆発しそうになり気持ち悪くなる。
でも、それだけだ。
あとは、丸二日も寝ればすっきり目覚める。
容疑者の関係者も気になるなぁ。
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