第181話 情報の海の中で

 街中などにある信号機。

 赤なら止まれ、黄色は注意、青になったら進め。


 この認識を子供のころから親や保育士などから徹底的に教わり、我々の日常は成り立っている。


 これを知らなければ、日本の道路を使うことは不可能だろう。



 かつて、自分の知っている世界と言うものはかなり限られていた。

 

 会社や学校の同僚や上司、近所の人ぐらいで無線通信や文通ぐらいのやり取りであった。


 今、世界はインターネット通信網で日本どころか世界中のニュースが分かる。


『知っていて当然』のことも増える。


 しかし、人間の脳の容量なんて限られているし、精査する必要がある。


 でも、その選択が果たして正しいかどうかは分からない。


 後輩から「先輩ってどうでもいいことは知っているのに芸能とかには驚くほど疎いですねぇ」と言われることもある。


 理由があるが、それは追々。




 昔は楽だったなあ。

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