第174話 「贅沢」とは何か?

 問題。


 時代劇小説の大家・池波正太郎。

 日本のキリスト教に斬り込んだ遠藤周作。


 この二人にはある共通点がある。

 それは何でしょう?


 はい、答えは今年2023年は両先生の生誕百周年!


 

 一月生まれの池波先生にお誕生日おめでとうお墓参りに 行った。


 で、夏あたりに遠藤先生のお墓参りに行こうと思う。(初めてです)



 そして、現在。


 二人のエッセーなどを読んでいて、表現などは違うが「時々は、贅沢をしなさい」という。


 デフレなどの不況の現在日本では『何を言っているんだ? 贅沢なんてしようにもできないよ!』と思われる読者も多いだろう。


 だが、我が師匠も実は似たようなことを言う。


――金は使うためにある


 もちろん、生活がカツカツの人にいきなり『借金して百万円使え』というわけではない。


 ただ、いつまでも『国の借金が……』『デフレだから……』と周りに流されていると、つまるところ、ますますデフレが進行する。


 では、贅沢とは何か?


 色々ある。


 スーツをあつらえてみたり、万年筆を買ったり……


 子供の頃にはできない、思い浮かばないことをやってみた。


 もちろん、お金をためて少しずつ、少しずつ。


 すると、「あ、あの人はこういうことを言いたかったんだ」と分かる時が不意にくる。



 結構楽しい。

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