第169話 「ジェンダー、万歳!!」と言われても・・・

 私は女である。


 当然、月に一度の文字通り『出血大サービス』がある。


 正直、痛いときはかなり痛いし、めまいもする。


 男性や同じ女性でも「病気じゃないんだから休むな」という無理解な人もいるが実際、面倒なのである。


 今はシリコン製の経血を受け止めて洗える便利アイテムがあるが、多くの女性は多分、今でもナプキンやタンポンを使う人は多いだろう。


 でも、これらは結構高い。


 特に私の様な大量に血が出る女性にとっては『多い日 夜用』でも三時間持てばいい方である。


 ある看護師さん曰く『実際の血液の量はお酒を飲むお猪口の裏ぐらいの量だからそんなに多くない』とのことだが、女性にとっては面倒だ。


 また、不定期な人もいる。


 私はスマートフォンアプリで管理はしているが周期がまちまちで油断しているとお気に入りの下着がエライことになる。


 初潮を迎えた時、布団のシーツとパジャマが真っ赤で驚いた。


 この手の話をすると男子曰く「じゃあ、金的の痛さはどうなる?」と言われるが味わったことがないので想像するしかない。


 ただ、体が激痛に支配されると世界で一人ぼっちになったような寂しさというか孤独を感じることがある。


 よく年配の方で「子供を産むための女性の宿命」という人もいる。



 ジェンダーを叫ぶ人は月一で来る生理や金的な痛さにも憧れているのだろうか?

 我慢できるのだろうか?

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