第152話 夢を持つことの責任

 今、子供の成りたい職業一位だったユーチューバーがかつてない危機に陥っている。

 有名芸能人(現役・元を含む)の参戦やスポンサーが直に自社商品の番組を作ったり……


 私は主に癒し系動画や音楽を聴くのにYouTubeを活用しているので基本的にムカつく動画や嫌な動画は見ないようにしている。

 特に私の様なPTSD(心理的外傷)を持つ人間は嫌な言葉や態度を繰り返し脳で再生して記憶してしまう。

 だから、番組選択は自然と狭まる。


 しかし、それでも究極のお手軽仕事と思われているユーチューバー人気。

 もちろん、独自の進化をして今やテレビでもお馴染みのヒカキンなどはほぼ睡眠時間を削って動画編集などをしているらしい。


 対極的に世間や店に不敬やいたずらをする輩もいる(ここまでくるとユーチューバーと言うのもおこがましい)。

 媒体はYouTubeだろうがティックトックだろうが関係ない。

 後先考えずに騒いでバズればいい。



 夢を持つことは大事である。

 これは、私の人生の中で大事な言葉だ。

『小説家になって面白い作品を作って、それで暮らしていきたい』

 子供のころから原稿用紙に鉛筆を持つ手の脇が黒くなるほど書いた。

 父がワープロをくれてからはワープロで小説を書いた。

 とにかく、焦っていた。

 簡単な話。

 私を虐めていた奴らを見返したいためだ。

 だが、その前に超えないといけない壁や試練が待っていた。


 小説、と呼べるものを書いて二十年以上過ぎるが(まあ、未熟ですよ)その中で作家になって大成した人はほんのわずかしかいない。

 確かに『悪名は無名に勝る』と悪態をついたり開き直る芸能人、ユーチューバーは多い。

 だが、徒然草ではこう諭している。

「殺人者の真似をして人を殺せば本当の殺人者になる。賢者のふりをすれば本当の賢者の仲間に入れる」


 今現在(2023年1月末日)、「回転寿司テロ」などと呼ばれる悪戯にしては度を越えているものが世間を騒がせている。


 また、馬鹿が増えた。

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