第146話 可哀想な親子の話

 ユーチューバーという職業が身近になりつつある。

 無論、成功するか?

 それで飯が食えるか?

 などは未知数だし、出来る人はほんの一握りだろう。

 

 子供は『好きなことをして適当なことを言えばお金が儲かる』と見るらしく将来の成りたい職業では常に上位に入っている。

 人生の苦楽を知っている大人からすれば、そこに至るまでの道のりを考えて逆に嫌悪する人も多いのではないのだろうか?


 今、不登校を『推奨する』して学校に行かない子供と父親が日本一周をして同じ不登校の子供に会い勇気などを分けるという『馬鹿なのか?』級な金の無駄遣いをしている。


 その子供は将来ハーバード大学に両額して世界を革命しようという。

 九九も言えない中学生という現実が受け入れがたい人間は大抵誇大妄想を口にする。


 子供にとって親は絶対的な存在である。

 極論、「お前死ね」と言われれば素直に喉に刃を立てるだろう。


 子供のそれまでの学習の成果が出るのは頼っていた大人が離れて一人になった時にどういう身の振り方をするかだ。


 大人たちがなぜ、毎日満員電車に乗りやりたくない残業をするか?

 そこには愛する妻と子供たちがいる。

 彼らにちゃんとした未来を渡したいから大人は働くのだ。


 もしも、父が不慮の事故で他界したら子供はどうするのだ?

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