第145話 定番声優という名の『思いこみ』
この話は本来であれば『ナレーションに恋をして』のほうに書くべきだろうが、諸事情あり今回は、ここで書く。
『スラムダンク』という名作漫画(読んだことはあまりにもないのですが、「噂はかねがね……」状態)の最新版が公開され非難を浴びている。
理由はシンプルだ。
かつてのテレビアニメ版と声優が違うから。
この手の『新作と旧作の声優交代』は色々な理由で起こる。
例えば、有名なところではルパン三世が主役のルパン役・山田康雄氏が現役であった頃にも関わらずスタッフが無断で声優を変えたことで大騒ぎになった。
これで声優たちは怒り、スタッフと溝が出来たという。
ファンはもちろん、声優自身もまた役に誇りを持っているのだ。
例外も沢山ある。
妖怪アニメ(漫画)の金字塔、『ゲゲゲの鬼太郎』も何度も声優が交代している。
ルパン三世以上に何度も作り直され、そのたびに声が変わる。
個人的な話をすれば私は敵役のぬらりひょんが好きで、そこで青野武氏を知った。
確か、三期の話だ。
四期は別の人がして、それで観る気がしなかった。
そして、五期で青野氏復活!
そして、打ち切りの憂き目をあい、復活が求められたが、その間に青野氏は他界した。
『サザエさん』も声優交代が近年激しい。
「世代交代をしないと声優業界がどんどん、どん詰まりになるから新人も使え」
という意見もある。
「いやいや、安定しているベテランを使うことがクオリティーを維持できる」
という意見もあるだろう。
百人いれば、百人の答えがある。
ただ、一つだけ注文を付けるとすれば、「実力で選んでほしい」ということ。
昨今、声優のタレント化は目を見張るものがある。
これも賛否両論あるだろう。
でも、この方も亡くなってずいぶん経つが、郷里大輔氏みたいに喋るのが下手だけど演技がすごく上手な人が出てこないのはもったいないと思う。
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