第127話 想像力、無限大

 何度か書いているが私自身はユーチューバーなる人間を基本的には(個人的には)信じていない。

 というか、あわれでならない。

 私もYouTubeは使うし、一目置くユーチューバーもいるし、彼らに救われた人もいるだろうし、事実、いるだろう。


 同時にユーチューバーについで作家になりたい人も多いご時世だ。

 私はあまりウェブ上の小説は読まない、というか、時間がないとの読みにくさで困っている。

 何と言えばいいのだろう?

 YouTubeの番組をそのままのノリで『小説』を書いている人が多く(私の経験上)何か、もったいないような、何も変わらないような気がする。


 今の子供は本も漫画も読まないのだそうだ。

 絵本なんて拷問だという子もいる。

 でも、思い返してみれば、私たちの世代(40代ですけど)は絵本や小説で世界や宇宙の広さに感動し、礼儀やマナーを知った。

「昔の小説なんて文字列だけじゃん」という作家志望の人がいれば、残念ながら小説を書く上での最大の武器が無いと言わざる終えない。

 

 昔の小説なんて読みずらいのは認める。

 でも、いろいろなものを、勇気とか希望とか無頼とか(文字にすると恥ずかしい)をたくさんもらった(と、思うな)。


 今の、YouTubeに縛られている作家諸氏は読者に何を与えるのだろう?

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