第124話 眠れない夜の「メメント・モリ(死を思え)」

 人は死ぬ。

 当たり前の話だ。

 でも、大抵の人は普段忘れる。

 身内に不幸があったり、自分の身に何かが起こらないと普段は考えない。

 正確には「考えないようにしている」

 実際、日本には溢れんばかりの情報や娯楽がある。

 

 でも、「死」って何だろう?

 昔は動かなければ、それは「死」だった。

 しかし、今や電気ショックや数種類のアンプル(注射)で『心臓を動かすこと』はできるようになった。

 また、再生医療も発達している。

(まあ、諸問題ありますが)


 死を扱った作品(文学や芸術)は古今東西ある。

 そこから医療も発達した。

 もしも、人間が単細胞生物で無限増殖をしていたら、今日の文学や芸術はなく、文化や文明もまた、発達しなかった。

 逆に言えば、死があったからこそ人は様々な空想をし畏敬の念を持った。

 



 個人的に言えば、『救命救急医 浜辺祐一VS作家 池波正太郎』の対談を見たかった……

 無理だけど。

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