第4話 徒然草に見る理想的なコメントの出し方

 私の人生で影響を与えた本はたくさんある。

 例えば、宮本武蔵の『五輪の書』は私にとって対人関係などの基礎である。

 その中で、この手のエッセーで一番影響を与えたのは『徒然草』だったりする。

 子供のころ、あの「徒然なるままに・・・・・」を暗唱した思い出もあるから、それからの付き合いだ。

 まあ、もっとも、本当に読みだしたのは「100分で名著」(Eテレ)の影響なので三十路過ぎになる。

『知ったかぶりをするな。物事は一段落してから語るのが趣があるし、知的である』

 こんな言葉を見て、今の知識人などに見せたいと思った。


 もっとも、物事に鈍感でいいわけではなく、常に知識や思考を鍛えておかないと「いざ」というときに錆びて使えない。


『使っていないと力は錆びる。常に使えるように万全の準備をしておくことが肝要』


 これは私が最近見つけた人生訓。

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