最終話そして終わる

夢を見た自分と言う存在が存在しない世界を其の時の私は只映画の映像を見る様な存在であった

 

私の居た並行世界では亜人と言う存在は居た・・そう居たのだ勿論の事原種と言うべき「見た目で亜人と判断できる存在」は見る事が無かった

 

そう居たとしても本当に先祖帰りと言う形で復活をする又は亜人に成る人も居るのだが其の様な存在は残念ながら忌避な目を受ける物だ

 

だが残念かな其の世界は所謂並行世界と言うのだろう鳶の島諸島群と言う物は存在しないし樺太そして千島列島が友邦足り得るソ連に占領されてそしてソ連亡き後の俺が見ている世界ではソ連の一部で有ったロシアが領土の一部としていた

 

そして混乱うずめくアメリカ大陸否アメリカ合衆国はソ連の崩壊後も世界の覇権を握って居たのだ

 

そう亜人と呼ばれる人種は此の世の中から淘汰された存在へと此の世界線では成って居るのだ否亜人と言う存在が空想上の存在に成った世界線だ

 

「鬼と呼ばれる存在当時の大和朝廷に反旗を翻した山の民や海の民、体格の優れてるが感情的に動く所謂社会のはみ出し者と言うのが鬼と呼ぶべき存在に成った」と書かれて居るんだ

 

そして「天狗は古代イスラエルの失われた十氏族などの末裔が日本に来て広めたそして修行中の衣装が天狗の正装になった」と言う話だ

 

さて夢から覚めた私が今いる場所は鳶の島である鳶の島で夢想華家の現当主夢想華アスラさんと話をして居るそして酒を酌み交わして居る

 

私は鳶の島での仕事終わらせて今は故郷の大地で曾爺さんの話を纏めて居る所だ・・そうだなタイトルは「彼は語った」否捻りがないな此処は「鳶の島妖怪伝」にしよう

 

そう此方の方がシンプルな筈だ・・・なあ曾爺さんアンタはあの幸せに僧に幼少期の話を私に話してくれたけどあの島の一部に成る人生を歩む選択肢をしなかった

 

其れか世間が其れを受け入れるかは判らない・・其れか身内だからこそ英雄の苦悩や英雄の気持ちを知る事が出来る所謂バイブルみたいな扱いに成るのだろうか

 

・・私の人生を振り返れば曾爺さんの恩恵を受けて今まで生きて来た存在だ仮に曾爺さんがあの時の家族でのお盆で親戚の家へ行くと言う選択肢を取らなければ鳶の島は未だに民間神話内での伝説上の存在となり果てて居たのだろう

 

其れか別の誰かが鳶の島を解放をして其の人物居や集団が鳶の島の開放の英雄として称えられそして曾爺さんは普通の平凡な人生を歩む人生を歩んで居たのだろうか

 

だがもしその開放をした集団が仮に反大日本帝国を掲げる集団だったなら非常に不味かったし其れ以上に異国の人間が鳶の島の開放をして居たら他国の領土に成って居たら本当にやばかったであろう

 

だからこそ曾爺さんの行動を私は咎める事が出来ないだろう・・もしかして世間で曾爺さんの評価が非常に高いのは「新しい領土を大日本帝国に編入しなくてすんだから」ではなく「未然に異国の領土に成る危機的状態を未然に防ぎ大日本帝国に対して不信感や不満を齎すと言う展開を避けて受け入れる土壌を造った」からなのだろうか

 

さて曾爺さんの墓参りに行きますか

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鳶の島妖怪伝 岐阜の人 @gihunohito

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