第11話門前町で・・3



「僕が此の鳶の島の最初に流れ着いた雪野島は雪が降るから雪野島と言う名前に成ったのかを此の門前町で一番の図書館に来たんだよね其の時に僕は姉さんに出会ったんだよね

 

そう君も知って居る諏訪野伯母さん・・この時はまだ「チャラ・諏訪野」と名乗って居たなあ僕と姉さんの年齢差は3歳差位だった

 

そして姉さんは基本的に加亜良姉ちゃんと共に動いて居たんだよね・・そして時たま門前町の図書館通称雪野会館に足しげく通って居たんだよ

 

そう幼い日の僕からすれば諏訪野姉ちゃんが読む本が気に成り僕自身読んで見たりしたり読ませて貰ったりもした・・そう其れが諏訪野姉ちゃんと最初にした所謂スキンシップと言うのをしたんだ

 

・・・そして最初に諏訪野姉ちゃんと有った時に彼女は「・・・貴方が姉さんが言って居た振ちゃんね仲良くしましょ」そう言う風にすっけない物だったんだよね

 

そして最終的に僕は此の雪野島で数日間過ごしたんだ其れで其の間に色んな亜人種と出会った・・否基本的に此の雪野島に暮らして居た人間の数は僕と加亜良姉ちゃんと諏訪野姉ちゃんの三人しかいなかった

 

だけ何でかなあ此の鳶の島で生きて居た否住んで居た時の記憶と言うのは何かと幸福感に浸る事が出来たんだよなあ

 

基本的に雪野島で暮らして居た時の僕は諏訪野姉ちゃんと一緒に雪野島の図書館に行ったりしたなあ後は海水浴と釣りも良かったなあ

 

まあ基本的に加亜良姉ちゃんだけが此の雪野島の治安を守る組織に所属をして居たり時にはほかの地域にも時には滝の島にも赴いたりして居たりもしたんだ

 

・・そうだからこそ普段は僕と諏訪野姉ちゃんの二人は其の雪野島の治安維持を任せる所謂選集組の屯所に居たんだよね

 

其れで僕は取柄さんの様な存在に出会う事に成ったんだよ・・そう彼女の名前は安田鳥海さんだったんだ

 

そう彼女は取柄さんの実の妹で全鳶の島諸島群の治安組織である先程の選集組の局長に当たる人で此の鳶の島を収める当主又は太守である夢想華恩地次郎の右腕にし

 

そして当主とは兄弟の契り又は家族の契りを交わした仲なんだ此の家族の契りと言うのは此の鳶の島に伝わる掟に当主の弟に成る存在は自身の子を残さない代わりに別の存在との間で家族の様な関係に成る際に使われるのが先程述べた契り

 

そう其の当時の当主の恩地次郎さんには養子で僕から見て大叔父に当たるであろう柄野藤二郎さんが恩地次郎さんの子供に成って

 

其れと同じ様に鳥海さんに取っての息子にも成ったんだけど・・まあ所謂御一新の起こる際に藤二郎さんとフーさんの本来の姿であった喜志江さんを失う羽目に成った

 

だからこそ恩地次郎さんは考えたんだよ此の侭此の鳶の島に居や鳶の島諸島群の全て外の人間に知らされてしまう様な状態に成れば我々も姪の様に成る否姪の様な末路以上に悲惨な目に合う

 

だからこそ・・そうだからこそ私達は立ち向かわなくては成らないのだ此の島を隠匿する事により我々の生活と言う物が守れる・・又無暗に大切な存在を失う事に成らなくて済む

 

そして此の私達が此の地で生を受けそして育む際に見て来たこの何気なくても素敵な風景を余所者の都合で全て台無しに成ると言う末路を避けれる事が出来る

 

 

だからこそ余所者は此の島の一部になる事を望む物には平穏と衣食住を提供をしてそれを拒み外の世界へと出ようものなら排除をするしかない・・そう言う風に述べて居たんだ

 

・・・だからこそ幼き日の僕は恩地次郎さんの苦渋の決断を否定をした其れが今自分が此の場所に生きて居る結果につながるんだよ」そう爺さんは述べて居た

 

そう話の内容からして恩地次郎さんのして居た事は理に適って居ると思うし現に今の鳶の島に亜人種の仁功が全体の半分を切るような事態に成って居るんだよ

 

まあ俗に言うハーフだとかクウォーターと呼ばれる存在が増えて居るのだ・・そう亜人種と人間種の混血児と言うのが

 

まあ我が家と言うか我が親戚にもその様人達が沢山存在して居るんだがな・・さて明日従姉の「諏訪野理恵」そう理恵姉さんと出かける約束が有るから其の準備でもしようかな

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