相食む群れ

 落ち着いて話せる場所を求めて俺たちは廃村の民家を間借りする事にした。

「それで、二人ともさっきの言葉って事実なのか?」

 正直現実味がない。自分の女性関係なんて全く想像出来ないのだ。

 だがもし事実なら俺が嫌悪する父親と同じ、家族を――子供を放り出すという事をしていたということになる。それはとても……不快だ。


「う~……この女の話は意味が分からないけど私のは事実、だよ。こうなると思ったからせめて記憶がある程度戻るまで待ちたかったのに――」

「待て、記憶が戻るとはどういう意味だ? 父様は記憶を無くされているのか!?」

「さっきからその『父様』って言うのやめて。パパはわ・た・し・の! 私のパパなんだから」

「しかし私にとっても父様なのだ。仕方ないだろう」

「パパがママを裏切るはずないもん。あなたの勘違いでしょ。パパを惑わせようとしないでよ」

 悠は彼女を認めず、彼女は自身の繋がりを否定されたことに動揺していがみ合いを始めてしまう。


「いい加減にしてくれ、話を――事実だけを聞かせてくれ」

 二人は黙り込み互いを睨み合う。先に目を逸らして口を開いたのは女の方だった。彼女は軽く息を吐き気持ちを切り替えるとぽつりぽつりと話し始めた。


「自分は弎堂鳴海みどうなるみと言います。母様の名は弎堂佳奈実みどうかなみ――」

「弎堂? 弎堂って鬼灯の分家六家の一つの? もしそれが本当ならそんなのあり得ない。鬼の子を産むなんてあの六家が許すはずない」

 悠は語気を強めて鳴海の言葉を否定する。

「そうだ、だから母様は神代を離れて自分を産んだ」

「俺が父親だというのは?」

「そんな事あり得ないよ。パパはママの事大切にしてたってみんな言ってたもん! それに弎堂佳奈実ってパパが襲いかけた人のはず、その人自身がパパは牙を突き立てる直前で意識を取り戻して止まって何もしてないって証言してるんだよ」

 俺が当時死を選択するきっかけになった事件、鬼堕ちの群れが集まり霊力の強い女性を攫って喰らい、高まった邪気に当てられて正気を失った俺も群れに加わりそうになったらしい。


 しかし拉致されていたクラスメイトの弎堂の呼び掛けで正気に戻り彼女を連れて逃げ出したそうだ。

「鬼堕ちに噛まれた際に催淫作用がある場合があるのは知っているだろう? 父様が現れる前に母様は複数の鬼堕ちに噛まれ血を吸われていた。気の昂りもあったのかもしれない、吊り橋効果だったかもしれない。命が助かった後母様は父様を想うようになった。だが――」

 鳴海はちらりと悠に視線を向けると続きを語り始めた。

 弎堂が受けた催淫の効果は長引き、想う相手には既に彼女悠の母が居た。そこで思ったらしい、一度きりでも構わないと――。


「母様の心は乱れていたのだ。父様に一服盛る程に……父様を眠らせた隙に家に忍び込んで、その……しまったらしい。自分はその時の子供だと日記には記されていた。だから父様は別にお前の母様を裏切ったわけではない」

 裏切ったわけではない、それを聞いて悠は安堵しているが俺は混乱の渦に飲み込まれていた。

 催淫作用で乱れた女の子に一服盛られて襲われた? そんなエロ漫画みたいな……落ち着かない俺を見て悠はそういう作用がある事もあると告げる。

 そういえば……悠に噛まれた時の感覚はなのか?


「それで、悠も?」

「混乱してるのに申し訳ないけど事実だよ。私のママは神崎理央、二人は封印直前にもらったお別れの時間に結ばれたって聞いてる。その時子供が私」

 俺が神崎と恋仲であった事を裏付けるように持っていたロケットの写真を見せてきた。そこにはぎこちなくも睦まじさが窺える表情を浮かべた俺と神崎がいる。認めたくないが悠の言っている事は事実……なのだろう。

 俺に恋人が居たという事実が信じられない、それも神崎が……だが――。


 だから『ずっと待ってた』なのか……悠は九歳で遥か村を作り始めたと言っていた。

 神崎理央はどうした? ――鬼堕ちは嫌悪の対象だ。ならその子供を宿した者は? 嫌な想像が頭の中を駆け巡り心拍数を上げる。

 うるさいくらいに脈打つ胸を掴み踞る。悠は一人は嫌だと泣いていた、それが物語っている。彼女理央は何らかの理由で死には孤独に耐えながら俺を待っていた?

 俺はなんて無責任な行いをしたんだ。


「悠は、いつ神代を出た? 何で理央は居なかった?」

「ママは、神楽お姉ちゃん達の手伝いで鬼心封じの術の研究の為によく出掛けてたの。少しでも早くパパに私の事を教えるために、古い呪術が残る土地とかを調べてた。そこを強い鬼堕ちに殺されたんじゃないかって聞いてる、私が四歳になったばかりの時だった……遺体も帰ってこなかったからおばあちゃん達も私も信じられなかった」

 神崎も術を扱える者だったのか――若しくは俺の為に身につけたか。そうまでして俺は想われていたのか……記憶のない俺には全く腑に落ちない。

「私が神代を出たのはね、五歳の時に神楽お姉ちゃんが戦死してママの両親おじいちゃんとおばあちゃんも私のせいで殺されたから。そこから四年は地獄だった。|退魔師と鬼堕ちから逃げながら安全な場所を探して……たまに人を助けたり……」

 殺されたというのはやっぱり鬼の血を引いている事が原因だろうか? じわりじわりと悠の語る事実が俺の中に浸透して平静を蝕む。


「あーあ、言っちゃった……せめてママの事思い出してもらってからならよかったのに――パパ私の事嫌いになった?」

「どうして?」

「だって記憶も無いのにいきなり娘ですって言われて絶対混乱するもん。私結構べたべたしてたし……その、やっぱり嫌だったかなって」

 むしろそこは娘だからだったんだと理解できてよかったんだが、誰かも分からない状態で懐かれるのは違和感あったし。

 寂しい思いをずっと抱えてきたんだろうな、罪悪感に押し潰されそうだ。

「悠こそ俺を嫌わないのか? 俺のせいで鬼の血を引いて、その上無責任にもほったらかしにしてたんだぞ? 普通恨むだろ――」

「そんな事絶対ないもん! 鬼子だから辛い事もあったけど、でも鬼子だから出来る事だっていっぱいあったもん。パパは強くてかっこよくて、困ってる人を助けてあげられる人だってママ達が言ってた。だから私はパパが大好きでパパみたいに頑張ろうって――だから嫌いとか恨むとか絶対ないもん!」

「お、おう」

 興奮した悠は俺にしがみ付き全力で訴える。その真っ直ぐな瞳に曇りは無く語った思いが本物だと物語っている。その真剣さにいくらか救われる思いだ。


 神崎たちが一体どういう風に俺の事を伝えていたのか分からないし失った記憶の中の自分が何をしたのかも分からないが悠の中で俺は絶対的な存在のようだ。

 随分と長い間待たせてしまったし俺に親としての自覚はまだ無い。

 それでもまだ間に合うんだろうか? 俺になれるんだろうか、この娘が理想とする父親に。


「鳴海はどうしてあの町に?」

「鬼堕ちという存在が公のものとなった後も自分と母様を置いてくれた町だったからです」

「でもそれ放り出してきちゃったんだよね?」

「え? はっ!? ……父様に会えた興奮のあまり……マズい敵としていた相手を父様と呼んだ挙句防衛範囲より更に町から離れてしまった……完全に裏切り逃亡したと認定されているに違いない」

 鳴海は床に手を突いてどん底まで落ちていく。それはもう哀れで声を掛けるのも躊躇われるレベルである。


「いいじゃん放っておけば、うちに来れば? あの感じからして仲間として扱ってたんじゃなく体のいい道具として使われてたんでしょ? ……一応パパの娘で私たち姉妹、なんだし……一緒に居ればいいじゃん」

 悠の言う通りだ。都合良くこき使われるよりも遥か村に行く方がいいだろう。娘だなんて言われて混乱しているが、本当に娘なら俺は何かしてやらないと。

 こうして感じる二人が帯びる妖気は俺のものとかなり近しい。榊場親子の纏う妖気が似ていた事を考えると俺たちの場合もで繋がりがあるのだと思うから。

「認めて、くれるのか? だがそう言ってくれるのは嬉しいが、あの町を悪く言わないでくれ。鬼子である自分と鬼子を産んだ母様を受け入れてくれた町なんだ。だから――」


 唐突に、猛烈な力が落ちて来て家屋諸共俺たちを圧し潰す。降り掛かる力を変化して片手で相殺しながら娘たちを自分の下に引っ張り込む。守らないと、俺は今まで何もしてやれなかった。親としての気持ちだって未だ抱けない、だとしてもこれからは全力で守ってやらないといけない。それが親のはずだ。

「鬱陶しいんだよ――こんなものッ!」

 力を込めると過剰に妖気が噴出して降り掛かる力は弾け飛んだ。


「チッ! 回収に来てみれば――聞いてないぞ。鳴海てめぇ鬼人と繋がってやがったのか! 町に入り込みいずれ内側から壊すつもりだったんだろ!」

 瓦礫を押し退けて現れた俺を目にした退魔師の一人が苛立った様子で怒鳴り散らす。男はその瞳に憎悪を宿して武器を向ける。

「ちが――自分は――」

「上の連中は母親が馬鹿女だったらしいからと軽く見過ぎたんだ。使い勝手のいい道具だったが鬼人と内通しているとはな……先々代が母親と一緒に始末しておけば――」

「なに、を……? 母様は、事故で死んだのではないのか?」

 苛立った退魔師の一人が口走った言葉を聞いて鳴海は顔面蒼白になり震えを抑える為に自分を掻き抱いた。


「ハッ、住まわせてやってるのに玩具が喧しく騒ぐから早死にするんだよ」

「おいあまり刺激するのは――」

「構うものか。首輪は着けてあるんだからな」

「……貴様らよくも――」

「そら来た。お前の力が普通の鬼子より強いのは分かってんだよ。無能でも霊力だけは高かったらしい母親譲りの霊力を隠してるのもな!」

 威勢のいい男が短く詠唱すると鳴海の首、両手足首に紋が浮かび、締め上げ痣を作り、母を嘲った男に向けようとして溢れ出していた力が勢いを失った。


「く……そ……これ、母様が残してくれた物のはずじゃ?」

「クク、お前それ本当に信じてたのか? その日生きるのも精一杯の稼ぎだったんだろう? それなのにそんな物残せるはずないだろう? お前を飼い殺しにする為の物だよ。せっかく鬼子ゴミを役立ててやろうとしたのにお前の親は反抗しやがったんだとよ、だから――」

「もう黙れ」

『っ!?』

 聞くに堪えなくて力を噴出させて睨むと退魔師たちは血相を変えて飛び退き俺から距離を取った。俺は力を溢れさせた状態で鳴海のペンダントとブレスレットを爪で引っ掻き破壊した。すると締め付ける力は失われ痣も薄くなっていく。


 退魔師の下卑た言葉で鳴海と、顔も思い出せない弎堂がどういう扱いをされてきたのかおおよそ分かった。分かったから、身体の内を怒りが暴れ回っている。

「呪具が壊された!? なんだあの鬼人は……妖力が更に膨れ上がっている。あんなもの対処出来るレベルを超えている、一旦退いて神代市に増援を――」


「ぎゃあああああっ!?」

 こちらを警戒しながら撤退しようとした退魔師の一人が背後から音もなく近付いた鬼に右肩を喰い千切られた。

 人を貪り、口から血を垂らすその様は元が人であったことなど微塵も感じさせない化け物だ。

「っ!? な、なんで? 周囲は警戒していた。鬼の気配など――奴らに誘い込まれたのか!?」

 焦りと困惑、怒りを滲ませて男は俺たちを睨む。だがそれも長くは続かない、斬って突いて術で屠っても血に魅かれた鬼と匂いを嗅ぎ付けた小鬼が次々と群がって彼らを食む。

「こんな、こんなはずじゃ――この一帯に居た鬼は南下していると報告では――」


「かーごーめ、かーごーめ、籠の中の鬼は、いついつ出遣る、世明けの晩に~、銀と翠が堕ーちーた、後ろの正面――だぁれ?」

 っ!? 驚きのあまり身体が硬直する。どこからともなく不気味でありながらも妙な魅力のある声が響き、終わりと共に視界を塞がれた。驚いたのは視界を塞ぐ手にではない、何の気配も無く背後に立った存在の撒き散らす瘴気に対してだ。

 戦闘経験では圧倒的に勝るであろう悠と鳴海すら背後の気配の突然の出現に息を呑んでいるのが分かる。


 苦痛に踠く、悲鳴が響き、人間は懇願する。

「た、助けてくれ。お前たちの手下にしてくれ、町の警備の配置、神代市の情報も少しだがある。だから――」

「だぁめ、彼らは食欲の亡者よ。目の前のご馳走は平らげないと気が済まない。足りなければ同族すら積極的に食べる、それがこの群れ『言の葉』よ。新参の小鬼は増えてもすぐ餌になる」

「こ、言の葉!? 言霊を操る穢れた鬼姫の群れ――うごわぁああああ!?」

 俺に教え込むように顔を寄せて耳元で囁く女の言葉を聞きながら退魔師たちは一人残らず鬼と小鬼に喰い尽くされた。まさに骨も残らない状態である。


「パパから離れてっ!」

「パパ? ……ふーん。そう、あの女と子供なんて作ってたんだ。私には靡きもしなかったくせに……このロリコン」

 悠の大爪から逃れて紫苑色の髪を掻き上げ女が不機嫌そうに俺を睨む。だが、それは形だけでその瞳は笑っているように俺には見えた。

「お前は誰なんだ? お前も百年前に――」

「誰? ……ふーん、へー? そうなんだ。私なんかは記憶にすら残らないって、そう言いたいの? 私って程度だったんだ」

 笑っていた瞳は狂気に染まり、鬼や小鬼なんかの邪気の比じゃない瘴気が溢れ出す。それを浴びた鬼たちは狂い、更なる血肉を求めて共喰いを始める。

 これは……意識が持っていかれそうだ。恐らく鬼心封じがなければ俺もあの鬼と同じように狂っていたに違いない。

 百年前に邪気で狂いかけたってのは本当みたいだ。こんな状態が続くなら人の中でなんて生きていけない。


「っ!? 悠、鳴海何するんだ!?」

 装甲に覆われていない二の腕部分と首筋に牙を突き立て血を啜る娘たち、その瞳は狂気に染まりつつある。

「ごめんパパ……これでも抗ってるん、だけど……頭おかしくなりそう」

 顔を歪め苦しげに悠は牙を深く深く食い込ませてくる。血を啜るなんてものじゃない、肉を裂き喰い破る勢いだ。

「アハハ、愛した女の娘に喰い破られるなら本望でしょう? もちろん心臓大事なところは私が食べてあげる。永遠に一つになりましょう?」

「……自分は、父様を喰らいたくなど――」

「父様? ……ナニソレ、他の女ともってわけ? ホント馬鹿にしてくれる。でももういい、最後は私が手に入れる。これってそういう事よね? だって百年の節目に再会したんだから! 身体は私が貰う」

『っ!?』

 女の言葉にびくりと身震いした娘たちから抵抗が消え本気で喰らいにきた。

 二人を振り解き距離を取りつつ狂乱した鬼どもを蹴散らしていく。人の姿をした小鬼はまだ多少の抵抗があるが完全な化け物である鬼の方は躊躇なく頭を砕ける。もうこれは人間じゃない!


 女の言葉で蠢いていた一切が動きを止める。なんだ、これは……? 身体が俺の意思を受け付けず微動だにしなくなる。狂い、喰らう事に躍起になっていた鬼たちですら完全に停止している。

 これが鬼姫の能力? 抗う事すら出来ず娘たちがにじり寄ってくるのをただ見つめる。身体は抗えず心だけが抗い苦悩に涙を流す娘を見ているだけ……?


 そんな事は許されない。知り得なかったとはいえ俺は今まで彼女たちに何もしてこなかった。俺が嫌悪する父親と同様に……そんな最低なままでいいはずがない!

 二人を泣かせるのは誰だ。女とはいえ相手は鬼堕ち、狂気と殺意を振り撒くだ。害意をもって俺の家族を傷付けるのならば――。


は守らないといけないだろうがッ!」

 俺の身体が鬼人の中でも特殊なのであれば、こんな能力撥ね退けてみせろッ。

 動かない身体で溢れさせた妖気は渦を巻き、それだけで巨漢の鬼すら薙ぎ倒す。それを自分の内に押し込め暴れさせる。その行為が俺を縛る力に乱れを生じさせた。

「素敵! この荒々しく叩き付けられる妖気、私の言霊にすら抗う胆力、前よりいい男になったじゃない航。一つになったらどれだけ満たされるのかな? 癒えることのないこの渇きも消えるかな? ――《捕えなさい》。あなた達に分けるのはやめる。全て

「パパ私たちを気絶させて! 意識がある限り終わらない」

「娘に手をかけろって? そりゃだろ。大本叩けば問題ないだろうが」

 二人を上回る迅さですり抜けて女へ爪を振り下ろす。


「ざぁんねん。言霊だけじゃないのよ。私がどんな百年を過ごしてきたと思ってるの? ただの鬼堕ちじゃないの」

 ふっと消えた女の声が後ろから聞こえ白くしなやかな手が俺の首に伸びる。

 だが易々と掴ませてやるはずもない。女の手を取り背負い投げの要領で地面へと叩き付けた。

「ッ!? ――うっ? グッ!? ……久しぶりに、航のぬくもりを感じた。このぬくもりは変わってないね……逃げて、今すぐに 。私が正気を保っていられる内に、遠くへ――匂いも妖気も辿れない所まで――!」

 っ! 呻いた後人が変わり、哀しげな表情を浮かべた女の叫びに弾かれるようにして俺は娘たちを抱えてその場から逃げ出した。

 瘴気渦巻く場所から離れていく間悲痛な女の顔と後方から響く狂った笑い声が頭を離れなかった。

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