北欧神話は様々なファンタジー作品のモチーフとなっています。北欧神話のもととなる「アースの教え」、それはキリスト教に駆逐される運命にありました。アースの信仰はどのように敗北したのか。この作品は喪失の軌跡を敗者の立場から描き出しています。主たる登場人物は海賊王オーラヴ・トリュグヴァソン、隻眼の賢者ソールレイヴ、アースの巫女ゲルド。地球上でかつて刻まれた滅びへの道は儚くも美しく。どうかエピローグまで見届けてほしいです。