第32話 たくさん書くこと

 昔、林真理子さんが

「たくさん書く事も才能の一つ」

 と仰っていました。


 例え内容が未熟であっても、書かないより量を書く人の方が才能があるという事らしいのです。


 それも短編よりは長編だと思います。


 長編でも完結出来なければ、ただダラダラ書いているだけになってしまいます。


 短編は星新一さんのような作品ならいいのですが、長編は書けないから短編、というのでは成長しにくいと思います。


 私自身がそうなのです。


 長編も書いてはいますが、発表できる状態に仕上げていない。

 公開しているのは短編ばかりです。


 だから長編を書ける人や、それを多く書ける人は本当に尊敬します。


 上手に書く事、面白いものを書こうとする事、もちろん考えると思いますが考えて筆が進まないよりは、どんどん書く、書ける人の方が林さんが仰るように才能があるのだと思います。


 カクヨムでは、一気に長編を書き上げなくても、少しずつ連載形式で公開していく事が出来ます。


 長編が書けない場合はそれを利用するのもアリなのかもしれません。


 ただ、それをやると後からアップしてしまった内容を変更出来ずストーリー展開が変な方に行ってしまう事もあるかもしれません。


 それを避けるためにも、長くても全部書き上げてからアップしている人たちも多いようです。


 ですが、先ほども書いたように、長編を書ききらずいつまでもくすぶっているよりは、練習のつもりででも、連載形式で長編をかいていくのも書ききるための手なのかもしれません。

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