第31話 読者を選ぶジャンル
私は『萌え』は分かりますが、ハーレム物は好きではありません。
これは私が
「一人に決められない男性が苦手」
だという女性としてなのか、個人としてなのか分からないですが、その気持ちのためからです。
私が普段、萌えキャラを見る時は
「ういやつじゃのぉ」
とエロいお殿様にでもなった気分で主人公目線でもなく、第三者としての目線でとにかく可愛い女の子たちを見ています。
ですが、これがハーレム物になってしまうと、お殿様目線ではなく何故か萌えキャラ目線になってしまうのです。
やはり私が女だからでしょうか。
主人公はモテキャラではなく、優柔不断な一人を選べない最悪な男に映ってしまうのです。
ちなみに、私はシティーハンターの冴羽亮ですら嫌いです。
(好きな人たちごめんなさい)
理由はこのハーレム物が苦手な理由とほぼ同じです。
冴羽亮が、香だけに一途にならずに(まあ表向きかもしれませんが)お姉ちゃんばかり追いかけている事にモヤモヤするからです。
私は男じゃないですから、冴羽亮やハーレム物の主人公がモテたところで、疑似体験的に楽しい気分にはなりません。
いくら萌えキャラが好きでも、です。
全ての女性が私と同じとは限りませんが、多くの女性が私と似たような感じ、あるかもしれません(でも冴羽亮は女性に人気ですが)
という事は、ハーレム物は男性に読者を絞ってしまう可能性が高いのではないか
しかも、男性の中でもハーレム物が好きな人に絞ってしまうのではないかと
今回私が書きたいのはそういう事です。
一部の読者に向けたものとして、あえて絞ったジャンルにするのは悪くはないと思います。
ですがそれは、それだけ読者の好き嫌いが絞られるという覚悟も持たないといけないと思うのです。
つまり、万人受けしやすいジャンルよりもファンを得るのが難しい可能性があると。
これはハーレム物だけに限りません。
異世界転生ものなんかもそうだと思います。
好きな人はすごく好きですが、苦手な人、避ける人も多いジャンルでもあります。
これはどのジャンルのどの作品を書く事にも共通していますが
自分の作品に対して、より客観性を持ち作り上げていくこと、そして公開していくことで作者のメンタルも守れますし、何より良い作品が出来やすいのではないでしょうか。
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