第30話 一話は短い方がいい(その2)

 カクヨムは今のところ、スマホなどで読むときに一話ごとのしおりしかできないですよね。


 そのため、前にも書きましたが一話が長い作品は読み辛く倦厭してしまう事があります。


 悪くない、それなりに面白いのに一話読み終えようとするのが疲れてしまう。


 多分作者さんは、一話としての区切りだからとそれにこだわって長くても、一話分をカクヨムの『一話』としているのでしょう。


 ですがそのこだわりのせいで、とっつきにくい作品になってしまっています。


 そして一話の長さによっての読者を辛くさせる度合いは、作風やストーリーの軽さ重さにも関係しているんじゃないかと最近感じました。


 内容が軽く、軽快なストーリーで会話文多めのライトノベルの中でも更にライトな小説は少し長めでも読者を辛くさせる事が少なく読ませます。


 ですが重厚な作品やライトノベルでも一般小説よりだったり、壮大なファンタジー作品だったりするとカクヨムでは一話はより短い方が読む方はとっつきやすいです。


 作者さんは自分の作品を愛しているわけで、多少一話が長かろうと苦になりません。

 ですが読者は必ずしも100%の愛情でその作品を読んでいるとは限りません。


 ちょっと面白そうな気がするから読んでみようかな、と手を出した作品の一話が読者にとって長かったら挫折します。


 より多くの人に読んでほしいなら、作風やストーリーの重さ軽さにも見合った一話の長さにして公開した方が読まれやすいと思います。


 前に「一話は短い方がいい」を書いた時には二千文字ぐらいまでが丁度いいと書きましたが、それはライトノベルの更に軽いものであって、他はもっと短くてもいいと思います。


 一話を読んでもう、読者を疲れさせてしまったら二話目をしばらく読んでもらえません。

 次、次と読んでもらいたいほどに、程よい短さにした方がいいです。


 作者の一話のこだわりの長さより、がカクヨムみたいな一話しおり形式だととても重要になってくると思います。


 今まで書いた作品でも、一話の長さを再編集して、それをアピールしつつ宣伝してあったら、私だったら読者登録するかもしれません。


 とっつきやすければ、それだけ「読んでみようかな」という気になるのですから。


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