第26話 続・勉強として小説を読まない

 前に私は『勉強として小説を読まない』というような事を書きました。

 最近、やっぱりその通りでいいかもと改めて思いました。


 私は異世界転生ものが好きです。

 ですが苦手な人も多いですよね。それはラノベを書く人の中にも大勢。


 そういう方々を見ていると思ったのです……

 ラノベを書くならば、その世界で賞を取りたいならば、何故異世界転生がウケているかを勉強するのもアリなんじゃないかと。


 異世界転生を書く必要は無いと思います。

 ですが異世界転生が何故ウケているか、その人なりに昇華して理解できればその要素を自分の書きたい作品に反映させる事ができます。

 例え異世界転生ものを書かなくてもウケたり評価の得られる作品は書けるのでは無いかと思うのです。


 ですが自分が興味のない、むしろ嫌いな分野の小説を読むのは苦痛ですよね。

 勉強のためと思っても、曲解してしまったり、下手したら読者のレベルのせいにして完結してしまうかもしれません。


 もしそうなってしまうほど、そのラノベ界でウケている分野が嫌いならば、一旦ラノベを書くのをやめて他の分野を書いてみるのがいいのかもしれません。


 り◯ん向けのマンガをジャン◯に描き続けてもウケないのと同じようなものです。


 それでも自分はラノベが書きたいんだ!という人たちは小説を読む以外の方法で勉強するのがいいと思うのです。


 純粋に読書として苦手な分野の小説を楽しめないのならば、本やウェブ小説をたくさん読むのではなく、読者を見たり調べたりインタビューしたりするのが良いのではないでしょうか。


 大事なのは何故、その分野がウケているかを曲解する事なく理解する事です。


 人気作品をたくさん読んでも、その小説が好きでなければ自分の書く小説に活かせないですしその分野に批判的になるだけで自分の作品の成長にはなりません。



 そういう私も自分の小説に活かせてないので、これからそれをやっていかなきゃなと思ったのです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る