第19話 絵本は優れたエンターテイメント作品

 皆さんは絵本をどれぐらい読んだ事がありますか?


 私は子どもはいないのですが、昔から絵本が大好きで何百冊か読んできました。


 というのも、絵本はあんなに短く少ない文字なのに大人もワクワクさせてくれる作品が多いからです。


 ネット小説の掌編には、叙述トリックのような作品がとても多いように感じています。

 オチが斬新であるのかもしれないけれど、もう叙述トリックっぽいなぁと感じただけでガッカリしてしまうほどに。(個人的感想です)


 けれど絵本は、掌編やショートショートと同じぐらいの文字数か、それよりも少ない事もあるのに、トリックに頼らずストーリー作品を惹きつけ魅せてくれます。


 絵本をあまりご存知で無い方は、絵本というと優しい話だとか感動の話だとか道徳的な事を説く話だと思っている方もいるかもしれません。


 ですがそれは絵本の分野の中でも極々一部の事。


「え?こんな展開、書いちゃって大丈夫なの?」


 と思うような、とんでもないストーリーの絵本もたくさんあるのです。


 私が今まで読んだ絵本の中でも結構、展開に驚いた作品の一つが『もうぜったいうさちゃんってよばないで』という作品です。

 うさぎの男の子が「可愛い」と言われるのを嫌い、ヤンキーになったれ!と銀行強盗をしてマジで刑務所に入れられちゃう、そして脱獄までしちゃう……というストーリーです。


 短い絵本の中でこれだけ「え?」と思う展開を描き、ドキドキさせるのです。


 絵本って斬新なストーリーやアイディアの勉強になります。

 図書館に行くと、有名どころから見たこと無い外国の作品まで様々な物を読む事が出来るのでおススメですよ。


 そして絵本は絵はもちろんですが、文章でも短いながらに飽きやすい子どもの読者を惹きつける『掴み』があります。

 それはラノベ以上に。


 絵本よりは長めになりますが、児童書もワクワクする面白い作品が多いですよね。


 たまにはラノベやアニメやマンガ以外のところからの刺激を受けるのも良いかもしれませんよ。

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