第12話 レビューや感想は嬉しい

 感想やレビューは、必ずしも作者さんの思っている正解を書く必要はないと私は思っている。


 国語のテストじゃないんだもの。


 読んだ人が思った事、感じた事を伝える、「ここが良かったよー」というのを読んだ人なりの事でレビューする、それでいいと思う。


 作者さんが「ちょっと違うかな」と思ったとしても、レビューはやっぱり嬉しいと思うよ。


 星1のレビューで酷評を書いている人をたまに見かけるけれど、そういうのは迷うところだね。


 酷評でもレビューしてもらえるなら嬉しいと思う人もいるだろうし、酷評自体にビビって傷つく人もいるだろうし。



 作家の小谷野敦さんは、ツイッターの紹介文に「私にはなしかけようとなさっているお方は私の著書を25冊以上よんでからにしてくださいませね」と書いている。


 その小谷野さんは小谷野さん著書の感想をツイッターに書くと見つけてくださり、いいねをしてくださるのだ。


 上の紹介文からすると、読者との間に「軽々しくはなしかけてこないでください」というような、ちょっと壁のようなものを感じる。

 私の事を良く知ってからにしてくださいと。


 なのに1冊目や2冊目のファンでも探してくださって、いいね、してくださるのだ。

 気難しく近寄りがたいのかな?と思うのに、著書を読むファンや感想を書いたファンを大切にしてくださっている。


 プロの作家さんだって、自分の作品の感想は嬉しいもの。

 多分、小谷野さん自身がいいと思う感想だけを選んでいるのではなく感想を書いている方にはみんなにいいね、しているのではないかと見に行っていると思える。


 それぐらいプロの作家さんだって自身の作品の評価が気になるし、ありがたく思っているのではないだろうか。


 それと同じようにカクヨムに参加している作者さんたちも、自分の作品に感想やレビューを書いてくれたら、「けなし」じゃなかったら喜ぶのでは?


 小谷野さんのように、少し壁のあるように感じる方でも感想は嬉しいのだと思うしね。


 自分がいいなと思う作家さんや、作品に出会ったら、臆せず感想もレビューもしてみようよ。


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