豆から始めるコーヒー生活

pizmo

一杯のコーヒーが異世界へ連れて行ってくれます

コーヒーが大好物です。

もし異世界に行ったとしてもコーヒーは欠かさないでしょう。

そんなコーヒーですが、楽しみ方はひとそれぞれ。


食事のお供、勉強の合間の息抜き、睡魔に打ち勝つための武器。

いろいろな楽しみ方がありますが、自分なりの究極の一杯を求め

精進することも楽しみ方のひとつだと思います。


ただウンチクを蓄えればいい、カネの力で最高を集めればいい

というものではありません。自分にとっての最良の味と時間。

それを見つけることがコーヒー生活の醍醐味なのです。


やはり、豆から作るコーヒーは面倒ですが特別なもの。

至福の一杯への過程を含めた全てが娯楽と言えます。


缶コーヒーやインスタントを否定するわけではありません。

これらは別のジャンルとして共存されるものだと思います。


まずは豆選び。


沢山の種類があり、それぞれ特徴を持っています。

しかし、私にはその違いがよく分かりません。

とりあえず違うかなというくらいです。(汗)


高価な豆は香りが良い気はします。

それより焙煎方法とか鮮度が大事なのかもしれません。


キリマンジャロを飲んでいる、モカを飲んでいると言うと

コーヒー通な気分になって、より美味しくなるでしょう。


そんなわけで訳が分からなくても奮発して高価な豆をチョイス。

高価と言っても一杯あたりのコストに直せば安いものです。


次は豆を挽きます。


買った豆をお店で挽いてもらうこともできますが、やはり

鮮度が命ですから、ミルを買って飲む直前に一杯分だけ挽きます。


私はカリタの大きめの手動のミルを買いました。借りたのではなく。(謎)

ダジャレを言ってる場合ではなく、ここからはスピード命なり!

豆は熱で風味が飛んでしまうので、ハンドルはゆっくり回します。

美味しくなれと念じながら回します。


この時点で良いコーヒーは素晴らしい香りがします。香りで満たされます。

挽きたての粉を吸い込んで「上ものだな。アニキも喜ぶぜ」などと

一芝居打ちたくなるくらいハイになります。


そして最後にドリップです。


ペーパーフィルターに入れてお湯を注ぎます。

量は適量がいいので、きっちり量って入れています。

少し注いで30秒蒸らして3分以内に抽出を完了させます。


これで完成!


コーヒー通ならブラック一択でしょうけど、私には無理なので

砂糖とミルクを入れてます。これが本来の味かと。


さて、この愛しい飲み物をいただく時のお約束。


お菓子やせんべいは用意せず純粋にコーヒーのみ。

本を読みながらとかテレビを見ながらは飲まない。

感覚を研ぎ澄まし、目の前の一杯に集中して味わう。


飲むときには作法があります。


まずは静かに香りをかぐ。

そして、少し口に含み、舌を馴らして受け入れ体制を整える。

後はじっくりゆっくり味わいます。まさに至福のとき。


コーヒーは心を豊かにして、私を異世界へと連れて行ってくれます。

自分なりの究極の一杯探しの旅はこれからも続くことでしょう。

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