Bonus trackⅤ【設定資料 ※ネタバレ注意】

□第五部「贖罪のサスペンス」


※視点は「私」「瑠璃」「トーさん」視点。




●車での逃走。


 「私」を追う瑠璃。しかし「私」は地下駐車場でトーさんの車に乗り込むと「トーさん!早く出して!」と言って逃げられてしまう。瑠璃は「トーさんの車の特徴」のナンバーである「鏑木 500 な 10-10」を控え、執念でアパートの場所を見つけてしまったのだった……。※『鏑木 500 な 10-10、黒いワンボックスの車』




●事件の発覚。


 事件当初の記事を見ていた瑠璃は、「トーさんの日記」から事件を知ることになる。そして、瑠璃は「トーさん」を痛烈に非難してしまい、そのまま、彼女の前から姿をくらましてしまう。




●トーさんの自殺未遂。


 鏑木市の冬の港に投身して自殺を図ろうとする「詐欺の共犯者」。それを追う「私」。それを追う「瑠璃」。しかし、自暴自棄になった瑠璃は、トーさんを刺そうとしてしまう。




●身を挺して庇う「私」


 瑠璃の凶行に、身を挺して「トーさん」を守る「私」。そして必死になって瑠璃を説得する。愛は伝わったのだろうか。そして、娘に対する愛を叫ぶように隠されていた「私」の名前が「藍(あい)」であることが明らかになる。




●赦しとは?


 「トーさん」は全ての罪を告白して自首し、刑務所で償うことになった。また、もう一人の共犯者である「唯我 忠護(ゆいが ただもり)」が健気に、今も生活費を送金し続けていることを、母から聞かされる藍。真の主犯である「黒石 彰(くろいし あきら)」はどこに行ってしまったのだろうか。そして、物語の終着点の「贖罪」とはなんなのだろうか……?




□各部・章解説、編集履歴


●第一部(導入~瑠璃編)


(ページ数p25・単語数24,486字・編集時間923分)


 :第一章(導入)「蒼白の月夜」


 :第二章「瑠璃と友人たち」


 :第三章「姉妹愛・飛ベナイ天使」


 :第四章「警察署・職業体験にて」


 :第五章「事件の核心に迫る」


    


●第二部(「私」編)


(ページ数p22・単語数22,921字・編集時間2062分)


 :第一章「街を歩く」


 :第二章「オオカミ少年」


 :第三章「幸せの家」


 :第四章「服を買いにいく」


 :第五章「私立・女学院へ編入する」




●第三部(「犯行(BLACK Side-B-)」編)


(ページ数p14・単語数12,163字・編集時間332分)


 :第一章「BLACK Side-B-(一)」


 :第二章「BLACK Side-B-(二)」


 :第三章「BLACK Side-B-(三)」


 :第四章「BLACK Side-B-(四)」


 :第五章「BLACK Side-B-(五)」




●第四部(「再会のサスペンス」編)


(ページ数p16・単語数17,819字・編集時間439分)


 :第一章「それから」


 :第二章「ぶっち・再来」


 :第三章「おねーちゃん!!」


 :第四章「アイスクリーム」




●第五部(「贖罪のストーリー」編)(ページ数p15・単語数15,839字・編集時間287分)


 :第一章「……うそ、見つかった!?」


 :第二章「嘘はいずれ分かるもの」


 :第三章「愛と憎悪」


 :第四章「復讐心と贖罪」


 :第五章「赦しの愛」


 :第六章「後日談」




〈合計〉


トータルページ数:p92(設定:余白狭い)


トータル編集時間:4,043分(≒67時間)


単語数:93,228字


「蒼白の月夜」最終執筆完了日:2009年11月29日


「Side-A-」  最終執筆完了日:2017年11月01日




※初期原稿のうちわけ。


「蒼白の月夜」


きっかけは専門学校時代。絵の描ける三人と原作担当で漫画の製作をしようと言う話になった。


「殺し屋」をテーマにしようと言う話で、姉妹がテーマだったけれど、既に浮かんでいた書き出しからこのような小説に至った。


因みに私の製作エネルギーは、その時の「恋愛感情による」リビドーだったのだろうか。




●執筆完了日:2009年11月29日(追加加筆:2017年10月2日)


●総編集時間:5,194分(≒85.6時間)


●単語数56,024字


●ページ数 (余白狭いA4サイズで)p33




あとがき。



●-2017年9月27日-


今思い返すと、衝動的な書き方をしていたような気がする。二部まで書き上げ、三部まで至ったとき、印刷してあった小説を専門学校のクラスメイトに回し読みされたのはいい思い出。「買ってまで読もうとは思わないけど、面白い。」とみんなが言ってくれた。ただ、弥生が半狂乱になり、姉を追いかけてトーさんを刺し殺そうとするシーンは心が重かった。何より、書きながら、2Lの午後の紅茶のミルクティーをがぶ飲みしながら書き上げたと言う。


リメイク版を書こうか悩んでいるけれど、今はその気はないかな。




●-2017年11月1日-


BLACKを執筆する前に、この小説を書くことが出来、感謝しています。加筆修正をする段階で、本当に自分の文章の甘いところが出ていました。誤字脱字も多く、丁寧な文体を。読み手を意識した文章を。と、物書きとしてワンランクの成長を頂いた気がします。


また、追加シナリオを加える段階でも、本当に神様からの知恵を頂き、深さを感じることが出来ました。


九万三千字の大シナリオに化けるとは思いませんでしたが、より多くの方に触れて頂けたらと思っています。

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蒼白の月夜 Side -A- 雪原のキリン @saijoxx

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