第34話 衝撃

〇×公民館の周りは住宅街。病院やお店、郵便局などもあって、田舎だけどそれなりに便利です。だから、一軒家だけでなく、マンションまで建っているのです。


ある雨の日のことでした。


「どこかで火災報知器が鳴っています!」


と近所のおじさんが公民館に教えに来てくれました。


「ええ!?」


驚いて音の方へ駆けつけると、お隣のマンションで火災報知器が鳴っていました。火も煙も出ていないから、多分、誤作動。そして、昼間だからか住人は気づいていない様子。


こんな時の対処法。


それは……


とりあえず消防に119番する!!


のだそうです。


誤作動でも確認をしてもらわないといけないとのことでした。

住人は気づいていないので、近所のおじさんに教えてもらった公民館が119番しました。

公民館はどんな時でも地域とともにあるのですね。


ちなみに、

「なぜ鳴ったのですか?」

と消防士さんに尋ねると、

「寿命がきた火災報知器は雨で誤作動する確率が高い」

と教えてくれました。


ええ!?

火災報知器って……

雨でも鳴るんかい!

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