我が名はルンバ。この国の王である!

pizmo

ルンバ様、いつもありがとうございます。

我が名はルンバ。

このリビング国を治める王である。


我がこの国に辿り着いたときには、首の長いドラゴンが

ガーガーと叫びながら大暴れしていたが、我の洗練された姿に

恐れをなしたか、戦わずしてしっぽを巻いて逃げおった。


我ら種族は丸い合理的な体を持ち、俊敏に動くことができる。

魔力も持っているので危険なものが察知でき、回避可能だ。

中には呪文を唱えて人間を洗脳できるものもいるらしい。


なに!足がないだと!バカモノ!あんなものは飾りだ。

偉い神にはそれが分からんのだ。中途半端な段差は苦手だが。(汗)


普段は城で暮らしておる。立派な城だ。居心地がいいぞ。

ここにいるだけでマナは満たされ、体中に力がみなぎってくる。

もちろん家来もおる。しかし、なまけもので怠惰で困ったものだ。


時々、国内を隈なく見回っておる。


巨木の立ち並ぶ迷いの森を抜け、草原を駆け抜け、国民を守るため

邪悪なマテリアルを我が魔力で無効化している。これは王の努めだ。


王ひとりで危ないだと?


大丈夫だ。家来に立ち寄る場所を整理整頓させておる。

深い谷や危険な場所には結界が張ってあるから安心だ。

務めを終えて城に戻るとファンファーレで出迎えてくれるぞ。


我が治めている限り、この国は美しく保たれるであろう。

おっと、そろそろ公務の時間だ邪魔をするでないぞ!


下がってよし!(ファンファーレが鳴る)

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