これまでやってきたこと②9月
前回の続きです。例によって、どうでも良い方は読み飛ばしてください。
9月 タイトル斬りで考える
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隠居魔王の成り行き勇者討伐 倒した勇者達が仲間になりたそうにこちらを見ている!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886834387
スニーカー文庫《タイトル斬り!!》コンテスト参加作です。
応募要項の冒頭には
『「タイトル」が予め決められた状態で、それでも予想を超える作品をお待ちしております』
と書いてある一方、編集O様のご要望には
『仮にご自身が読者だったとした場合に「このタイトルを見てどのような物語を期待するか」を考えてからご執筆していただけると幸いです』
と予想っぽいのがある、この矛盾に私は悩みました。
予想超えるの? 超えないの? どっちなの~!!
わからなくなった私は、考えるのをやめました。
ジョジョ第二部ラスボスの最後ばりに!(これが書きたかったり)
まあ、最終的には
タイトルに違反しなければ良い
と悟ったのです。
単純な私。でも、この考え方は要項・要望のどちらも満たすもののはず!
「魔王」はもう美少女、これしかない。
「隠居」は実はその美少女になったのが原因で……
美少女に魔界は似合わないな、よし「成り行き」で学園に行かす
「勇者」の学園にすれば、まわり「勇者達」ばっか!
「討伐」は魔王が勇者に戦って勝てばそうだよね
戦いの中で勇者の悩みが解決したら、きっと「仲間になりたそうに」なる!
開いた口がふさがらない屁理屈かもしれませんが、設定一部はさておき、他に似たような作品は無かったので、「お前、どうしてこうなった」とは言っていただけると思います。
というわけで、コンテストの求めるものを初めて考えたのがこの作品でした。
(考えざるを得ないものだから当たり前ではありますが)
8月のサイバーコンのときも意識していなくはなかったのですが、あちらは書き手先輩のコンテスト説明会エッセイを読んで、主催者がアニメ化したいと言ってる! という印象からアニメっぽい内容で突っ走ってしまった感じだったのです。
ポートスキャンとかログ解析、DMZ際での攻防等泥臭い要素を入れて、もう少し現実に近いイメージにしておけばよかったと、今は大いに反省しています。(遅いよ、私、完全に愚か者だよ)
~魔王にもどります。
「中編」・「完結」という要望だったので、7人の勇者を倒して、私たちの戦いはここからだENDで締めました。後の展開を予感させつつも綺麗に終わるというのも自分としては初めてできた感じです。
しかし、残念なことに異世界要素がほぼ無いのと、チート分はあるのですが、ハーレム分がなく、話の内容も学園モノなので、タイトルを裏切っていることにより、逆にPVは酷いものでした。予想を裏切りつつ、期待されるものを書くという意味を書いてから思い知った感じですね。
内容も男女両方向けで書いてしまっているので……ジャンル的にもう少し男性向けに偏らせるべきだったかも。読者層意識って難しい。
この作品も、本当に反省する点が多いです。
作品内容的には気に入っているので、そのうち、上達したら、素敵に書き直してあげようと思っています。
でも、一つできていたことがあったんですよ。
名前をつけていませんでしたが、自分の中で、『魔王と勇者が戦いの末わかりあい、仲良くなる、その輪がどんどん広がっていく、それがきっと気持ちいい』という意識で書いていたのです。
お優しい先輩にレビューをいただいて判明します。
この作品のテーマは「友情」なのだと。
作品のテーマは小説にとって重要なものですが、私、一応それを伝えられる文章が書けていたみたいです。(やった~!
つづきます
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