第3話 ③episode

第1章 ③episode



サイタン「面倒臭い前置きはさて置き、要件だけを話すね!」


サイタンは不気味な顔で叫んだ。


サイタン「ここにいる12名に殺し合いをしてもらう!」


伊坂「こ、殺し合い...?」


???「待てよ。殺し合いがってなんだ。」


サイタン「まぁいきなり殺しあえなんて言われてもおかしい話だよね!」


そういうとサイタンの顔が不気味笑顔よりもっとおそろくし、その顔に恐怖を感じた。


サイタン「君たち12人は、この施設の中に閉じ込めた...。そして、ここから出るために必要なのが。」


サイタンの後にメガネをかけた女性が声を出した。


???「出たいなら殺し合いをしろってことね。」


サイタン「その通り!でもただ殺して脱出なんてつまらない!そこでとあるルールをいれようと思

うの!」


伊坂「ルール...。」


サイタン「とまぁ、言いたいところだけど、まだ準備が出来てないから、後に放送で伝えるよ。放送が流れたら自分の部屋に戻ってね!」


そういうとサイタンは早くここからでろ、と言わんばかりの顔をしていた。


奥井「皇輝君、なんか、やばそうだからここからでよ...?」


伊坂「あ、あぁそうだな。」


響子に言われ、大きなドアの外へと出た。


伊坂「なぁ、響子はどう思う?さっきのサイタンとかいうやつが言ってた殺し合いをしろって。」


奥井「私は...。」


???「話し合いかしら?私も混ぜてもらえない?」


後ろから声が聞こえ、振り返ると、さっきのメガネをかけた女性がいた。


伊坂「え、あ、まぁ、どうぞ。」


安林「ありがとう。私は安林 空(やすばやし そら)よ。よろしくお願いするわ。」


名前と挨拶をされ、僕はすぐに挨拶を返した。


伊坂「あ、伊坂 皇輝です。こちらこそよろしくです。」


奥井「奥井です」


安林「敬語なんてやめてちょうだい。私達は多分皆同い年だから。」


えっ?と思い僕はなんでか聞いた。


伊坂「どうしてそう思うんだ?」


安林「どうしても何も、こういう拉致系で拉致られるのは皆同い年って決定してるのよ。」


何その謎理論。


奥井「取り敢えず、話し合わない?」


安林「そうだったわね。さっきサイタンはここを出るためには殺し合いをしろって要求してきたけど。「


奥井「気になるのはその後に言った言葉だよね…」


伊坂「確か、とあるルールをいれるって言ってたよな。」


安林「そうね。でも今それを考えるのには情報が足りないわ。他の9人の人に色々聞いてみましょう。」


安林の意見に俺と響子は賛成した。


安林「じゃあ私と奥井さんはここで話すから伊坂くん、よろしくね」


伊坂「えっ、僕一人で行くの?」


安林「そうよ?」


えぇ...。なんか理不尽な事を押し付けられた感じがしたが、仕方なく、行くことにした。



③episode


終了



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