第2話 ②episode
第1章 ②episode
目が覚めると、身の覚えのないコンクリートの壁が見えた。僕はベットに横になっているようだ。
伊坂「なんだここは...。取り敢えず動けるし起き上がってみるか…。」
ベットから起き上がってみると、狭い部屋が視界に入った。部屋には、僕が横になっていたベット、机にクローゼット、他にドアがあり、その中はトイレとシャワーがあった。
丁度、生活ができる部屋みたいだ。
伊坂「不気味だな…。そうだ、響子は……?」
考えてる時に、何処からか声が聞こえてきた。
???「伊坂 皇輝様、お目覚めの様ですね。いきなりで申し訳ないのですが、この部屋を出て、右に曲がり、進んで下さい。その先に大きなドアがあるので、入ってください。もうほかの人も待っておられるので。では。」
伊坂「ちょ、ちょっと待てよ!どういうこっちゃ……。」
今の声の人の言う通りに部屋を出て行くのがいいのか...。
伊坂「そう言えば他の人って言ってたな。もしかしたら響子がいるかもしれない。……怖いが行ってみるか。」
決心した僕は部屋をあとにした。
部屋を出ると、真っ赤な廊下にいくつものドアが見えた。
伊坂「不気味だな…確か部屋を出て右に進むんだったな……。」
さっきの声の言う通り僕は右に進んだ。
進んでいくと大きなドアが見えた。
伊坂「ここだよな。怖いけど入るしかないよね。」
僕はドアを開け中に入った。
???「おっ、また誰か来たよ!」
中に聞こえてきたのは明るい女性の声だ。
???「これで12人か。これまた不思議な数字だ...。」
今度は低い男性の声が聞こえた。
奥井「皇輝君!」
次に聞こえてきたのは、毎日聞いている声だ。
伊坂「響子!良かった、無事だったんだな。」
奥井「う、うん。目が覚めると、知らない部屋で変な声が頭に響いたの。ここに行けって。それで来たら他の人がいたの。」
他の10人も俺たちと同じらしい。
???「あ、12人揃った!いきなり失礼!」
いきなり聞こえてきた甘ったるい奇妙な声。その声の正体が、この今いる部屋の真ん中から現れた。
サイタン「はい。ご挨拶致します!僕の名はサイタン!この建物の管理者さ!」
現れたのは、にっこりしているおもちゃだ。
サイタン「まぁ前置きはさて置き、要件だけを話すね!」
第1章 ②episode
終了
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