第15話 激情~仕置き~Ⅷ

下書きを、英治の竿に転写し辰五郎は筋彫りから始めていく。


「背中の虎以来だねぇー、英治君。」


辰五郎は、英治の竿を扱きながら勃起させ 墨を含ませた針を竿に突きたて、ザクザクっと突いていく。


「ああああーっっ!」


英治は苦痛に耐えかね声を出し始めた。


「輪郭はおおかた彫れたから、もう少し我慢してくれるかな?英治君。」


「いい子にしていたら、後ですっきりさせてあげるからね、このワシが」



辰五郎はこう言うと、ニヤリと好色な笑みを浮かべた。

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