“教皇派”主張と乱入

※“●”が付いているセリフが“教皇派”の主張です。



「さっきから黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって!

 いいか、最スケベなのはマユ様だ!

 インドや中東といった褐色美女、その妖艶さが他の追随を許すか、許さないだろう!?」


「黒髪ならミサキ様だって同じだろう!」

「そもそも褐色な肌は私の好みではない、やはりネーゼ様のような純白の肌に限る!」

「純白の肌ならミサキ様だって負けてませんよ!」


「ええい黙らっしゃい!

 あの“帝国最強戦力”に懐かれ、加えて彼女を受け止める包容力に、諸君はグッとこないのかね!?」


「それこそ“騎士と姫”のネーゼ様だろう、ママだぞママ!」

「馬鹿たれェ、血が繋がってないでしょ血が! それを言うならミサキ様でしょうが!」

「馬鹿たれはお前だよボケェ、血が云々じゃなく“どれだけ愛情込めて育てたか”でしょうがぁ!」


「無視すんな、マユ様の愛や包容力こそ至高だろぉ!?」


「ネーゼ様だろぉ、ああっお母さまぁ!」

「はいはい、ブランシュ殿下はリゲルの城にお戻り下さい、よっこいしょっと」

「ママっつったらミサキ様でしょうがぁ!」


(各所で小規模な乱闘が発生)


「静粛に、議論が脱線してますよ!

 係官、乱闘を鎮圧して!」


 鎮圧に二十分掛かった。


※上述した点以外でマユ様のスケベな特性などございましたら、応援コメントで教えていただけますでしょうか。

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