第11話:少年暗殺者、スライム倒してお祭り騒ぎ
スライムを倒したあと、なぜか俺はギルドでパーティにねじ込まれていた。
なんでもエントランスモンスターの出現で被害が全くなかった上にこんなに早く解決するなど今までなかったからだそうだ。歴史的快挙だとか。
で、それは、逆を言えばここいらの冒険者のレベルは低すぎるんじゃねぇの?と思うんだが。
てなわけで女神さんへの耳打ちタイム。
「なぁ、質のいい冒険者が集う街だったよな?ここは」
「ええ。王都を除けば入国のセキュリティはかなり甘めな上に周辺のダンジョンとかのレベルも幅広いという理由で幅広いレベル隊の冒険者がいるはずよ…ただ、あなたが求めてるSランク級とかは居ないわ。あれはもっと最前線にいるのよ」
「にしても…」
「皆まで言うな。あんたが強すぎるだけよ」
「ええ…」
(いやいや、仮にも俺は暗殺者だぞ???攻撃力自体は弱いはずだ)
(攻撃力より速度に技量に作戦の方が勝ってるいい証拠じゃない?)
(あぁ…そういう…)
この始末である。
まぁ、そもそもチートすぎるんよな…スキルとかスキルとかスキルとか…。
そして例の受付嬢が拍手しながら来ました。なんかもうお決まりの展開(約二通り)しか見えない。
「いやはや、いきなり名を挙げるとは私もびっくりしましたよ。さて、ここで物は相談…」
ん?
「これはギルド長にも許可を取ったのですが、護衛依頼をやってみませんか?先ほどのエントランスモンスターの単独かつ無被害の討伐という功績でBランク、いや、Aランクへの昇格の許可が出ました。どちらにするかは完全に私の裁量だそうです」
え、それでいいの?
「ギルド長は現在何かと事務関係で忙しく、一応A級冒険者の顔も持っている私が実質的なギルドマスターという扱いでして…はっきり言ってランク関係の許可は私が打診したらA級ですら速攻で通るんです…あはは」
あははじゃないよ。
「と、とにかく。今のところあなたたちに足りないのは護衛関係です。討伐関係は強力なスライムを倒したことで一気に条件をクリアなされている以上、あとは護衛だけなんです。だからこそ私は護衛依頼をとにかくおすすめします!!そちらのお二方の実力もこれでなら測れるかもというギルドマスターの粋な計らい付きです☆」
粋な計らい…ねぇ…まぁ次の依頼迷ってたし
「オーケー受注決定!」
「かしこまりっ!」
このノリである。
して、俺たちは見事に護衛依頼というこれまたどっかで覚えのあるパターンになったのであった。チートとなると嫌でも護衛依頼の回数が足りなくなるってことか?
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後書き:最近分量が少ない?切り良くするとこうなってしまうんですよ…。
あとは更新遅れてね?という焦りですね。PSO2のレベルカンスト大会がひとまず終了したので多少更新は増えるはずです…あ、冬休みの課題((
と、とにかく年内の更新はちゃんとやれば次で終わりのはずです。
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